外壁塗装の保証は本当に必要?保証内容や期間の疑問を解決します。

外壁塗装

 

最近では、モノを買うと必ずついてくる保証書。

しかし、保証について改めてその意味を考えたことって、あまりないんじゃないでしょうか?

では、保証とはいったいどういった意味があるのか。

 

今回は、外壁や屋根の塗装の「保証」をテーマに絞り込み、解説してきます。

これから塗装を考えている方、保証について事前に知っておきたい方必見です。

正しい保証の意味をしっかりと理解した上で、安心して工事を任せられるようにしましょう。

 

外壁塗装に保証は必要か?その理由は?

 

先に結論からいってしまうと、保証は間違いなく必要です。

 

保証の本来の意味合いは

「私どもは今回、お客様と打ち合わせした通りの、しっかりとした工事が出来てますので大丈夫です、安心してください」

という施工業者からの自信の証です。

 

最近では、電化製品や貴金属などを購入したら、保証が付くのが当たり前ですよね。

メーカー保証や販売店保証など、必ず保証が付いてきます。

高額なもので保証がないものは、ほとんど無いんじゃないでしょうか。

 

では、今度は塗装に置き換えて考えてみましょう。

塗装もそれぞれ立場は違えど、その立場ごとでの責任をまっとうしている、という証を出します。

 

【塗料メーカー】

メーカー保証は、ちゃんとした製品を製造してますから、安心してくださいという証

(塗料メーカー⇒塗料販売代理店への保証)

【塗料販売代理店】

塗料販売代理店保証は、しっかりとしたモノを販売してますので、安心してくださいという証

(塗料販売代理店⇒塗装業者への保証)

【塗装業者】

塗装業者保証は、ちゃんとした工事をしていますので、安心してくださいという証

(塗装業者⇒お客さんへの保証)

 

ですから、塗装工事に至っては、塗装業者がお客さんに工事保証をするのが当然です。

「保証を出さない」=「自信がない」=「ちゃんとした工事をするつもりがない」

と解釈されてもおかしくない訳です。

これはさすがに無責任ですよね。

 

  • 保証=自信の証 
  • 保証を出す=責任を果す仕事をする覚悟がある

 

しかし、塗装業者がいくらしっかりと工事をしたとはいえども、そこは人間がする工事です。

人間がする工事に、やはり100%というのはあり得ません。

 

ですから、保証にはそういった「万が一の損失・損害に備えての補償」も含まれています。

簡単に言えば、「私たちは工事に対してちゃんと最後まで責任を果たしますよ」という証明書ですね。

それが「保証書」というものです。

 

保証の範囲はどこまで?事前にしっかり保証内容を理解しよう。

 

では、具体的に何を保証してくれるのか?

どういった状態になれば保証をしてくれるのか?

なにが保証の対象で、なにが保証対象外なのか?

これが良く解らない、という人が多いと思います。

 

特に、契約前に「保証書の写し」などを見せてもらったけど、実際その保証内容が本当に良いものかどうかすらわからない、ですよね。

 

大丈夫です。

今回は、そういった悩みを解決します。

 

保証範囲の判断基準が出来るようになる為に。

 

「保証」とは「あってはならない万が一の不具合」に備えてのものです。

では、「あってはならない万が一の不具合」とは具体的にどういった状態を指すのか。

それを知る為には、「そもそもなにが原因で不具合が発生するのか」を合わせて知っておく必要があります。

不具合の原因ですね。

 

「不具合が起こる」ということは、当然ながらなにかしらの「原因」がある訳です。

その「原因」を知ることで、「それが誰の責任なのか」を知ることが出来ます。

その「誰の責任か」が分かれば「それが保証対象なのかどうか」がより簡単に判断出来るということです。

 

では、これからそれらを解りやすく説明していきます。

 

まず、不具合が起こる原因というのは、たった3種類しかありません。

 

  1. 「塗装業者」の施工不良・・・業者の責任
  2. 「塗料」の製造不良・・・塗料メーカーの責任
  3. 「構造上の問題」「自然災害」「不可抗力」によるもの

この3種類のうち、保証対象となるのは、1.「塗装業者」の施工不良と2.「塗料」の製造不良です。

 

その理由を説明していきますね。

 

1.塗装業者の施工不良は保証対象か。

 

これは保証対象です。

これは、施工内容になにかしらの問題があった場合ですから、間違いなく業者の責任ですね。

主な原因として考えられるのはこちらです。

  • 「洗浄不足」
  • 「下地処理不良」
  • 「塗料選定ミス」
  • 「塗料希釈率(薄める量)の問題」

塗装業者の人為的ミスによるものです。

人為的ミスで起こる不具合の90%以上は、塗装後1~2年で起こります。

「剥がれ」「極端な色あせ」「膨れ」などの症状が出ます。

 

2.塗料の製造不良は保証対象か?

 

こちらも保証対象です。

こちらは塗料の製造過程で、何らかの不具合が生じたケースです。

もちろん、責任は製造した塗料メーカーにあります。

症状としては、塗装後2~3年内に極端な変色などが起こります。

大手塗料メーカー製品などであれば、製造不良はほとんど無いと考えていいでしょう。

 

でも、これは余談ですが、過去に一度だけ不具合を認めたことがありました。

こんなこと書いちゃうと、塗料メーカーに怒られるかもしれませんが(笑)

 

たしか屋根用の遮熱塗料が新しく出始めたころだったと思います。

塗装の工事が終わって数年で、お客さんから極端な変色があるとクレームが入りました。

現地に行って確認したところ、黒で塗り上げたはずの屋根は、きれいな深緑に変わっているんです。

 

これは明らかにおかしいと思い、塗料メーカーに問い合わせたところ、『塗料の不具合が確認されました』との報告があり、後日正式な報告書が届きました。

結局、その塗料で施工した物件は、全てメーカー負担で塗り替えが行われたんです。

 

『あの大手塗料メーカーでも、製造不良があるんだ』と正直驚きました。

しかも「塗料メーカーはミスを認めることはない」というのが塗装業界の常識でしたから。

でも、こういったことがあって逆に信頼度がグンと上がりました。

 

あ、すみません、話がすこしソレてしまいましたね(笑)

 

3.「構造上の問題」「自然災害」「不可抗力」によるものは保証対象?

 

これらは基本的に保証対象外です。

こういったケースは、「塗料」や「塗装工事」自体が原因ではないので、基本的に保証の対象外と考えていいでしょう。

 

「構造上の問題」は、地盤沈下や住宅の躯体の老朽化による傾きなどによるヒビ割れなどです。

「自然災害」は、台風や地震などでの被害です。

「不可抗力」は、物をぶつけて塗装の膜を削ってしまった、とかです。

症状は、そのケースにより様々です。

ちなみに、これらの症状について業者はすぐ見分けが付きますので、間違ってもウソの申告をしないようにして下さい(笑)

※ちなみに、自然災害については住宅総合保険での対応が出来る場合があります。

 

保証の対象は、あくまでも「業者の施工」と「業者が使用した塗料」の不具合となります。

「どういった不具合が生じているか」ということでの判断ではなく、「何が原因でそうなっているのか、誰の責任なのか」で保証対象か決まる、ということです。

ちなみに、保証対象の不具合は、少なくとも3年以内には目に見える症状が出ます。

 

ですから、保証書の内容に、こういった内容がしっかり明記されているかを確認することがとても大切です。

「保証の意味合い」や「保証内容」を確認することで、工事後のトラブルを事前に回避することが出来ます。

 

経年変化については、保証の対象外となりますので、今回は説明を省きます。

※経年変化とは…年月の経過と共に起こる自然劣化のこと

 

保証期間は何年あればいい?保証期間の意味合いを理解しよう。

 

では、最後に「保証期間」についても説明していきます。

 

最近では10年、15年と長く保証する業者も増えてきました。

それに伴い、お客さんまで「おたくは何年の保証があるの?」と、保証が長くないと信用できない、というような風潮になってきています。

営業マンにしてみれば、これ以上ない営業アピール材料になります(笑)

 

でも、頭が良い人ならもう気付いてると思います。

 

「保証期間」=「塗装の持つ年数」ではないんです。

 

繰り返しますが、保証の対象は「塗料の不具合」と「塗装業者の施工不良」のみです。

しかも、不具合があった場合、少なくとも3年以内には症状が出ます。

逆に3年経過して、特になにもなければ大丈夫だということです。

 

ですから、保証期間は5年もあれば十分です。

いくら長くてもまったく意味がないんです。

 

 

例えば、冷蔵庫やテレビなどの家電製品なんかも同じですよね。

 

実際、商品自体は通常10年ぐらいは持ちます。

でも、メーカー保証は通常1~2年。

家電量販店の有料の延長保証でも、最長3~5年程度。

商品が10年持つからといって10年保証することなどまずありません。

 

逆にそんな保証を出せば、お客さんは「なんでもかんでも保証してくれる」と勘違いしてしまいます。

 

「9年使って、買った時より明らかに悪くなってきたから新品に交換してくれ」と。

「おたくは10年の保証を出してるじゃないか!」と。

しかし、そんなことがまかり通るわけないですよね?(笑)

 

なぜなら「保証期間」=「持つ年数」ではないからです。

「保証」とは「あってはならない万が一の不具合」に備えてのものでしたよね。

 

「本来あってはならない不具合」が生じれば、5年や10年も持ちません(笑)

もし9年目で不具合が出れば、それは間違いなく経年変化です。

 

ですので、保証期間の設定は「その意味合いを考えた上での常識の範囲内での保証期間」なんです。

 

ただ、こういった話をしても、『そうは言っても業者が保証するというなら、やっぱり出来るだけ長い方がいい』と思う人も中にはいると思います。

その場合は、しっかり保証の内容を塗装業者に十分確認して下さい。

 

  • 「保証期間」を、あたかも「塗装が持つ年数」であるかのごとく、勘違いさせるような説明をしてないかどうか。
  • 「大丈夫ですよ、任せてください」などの感情論で、肝心の内容についてはザックリとした説明ではないか。
  • 保証書の裏に、保証対象外の場合の「但し書き」が無数に書かれてないかどうか。

 

結構これ、当てはまることが多いんじゃないかな、と思います。

こういった業者は、いざ不具合が発生したら「これは保証外ですから」ということ、ホント多いんです。

もちろんすべてそうとは言いませんが。

 

入り口では良いこと言うけど、出口はデタラメだった、なんてよくある話です。

そもそも、「保証の意味合い」とは、かけ離れた「保証期間を設定している」時点で、少しおかしいな?と疑ってみていいと思います。

 

屋根塗装・外壁塗装の保証に関する総まとめ

 

さて、ここまでいろいろと保証の意味合いや内容、期間について説明してきました。

改めてポイントでまとめてみますので、参考にして下さい。

 

保証(保証書)はあった方がいいのか?

⇒【結論】保証(保証書)はあった方がいい

  1. 「保証」= 「自信の証」 
  2. 「保証を出す」 = 「責任を果す仕事をする覚悟がある」

 

なにを保証してくれるのか?

⇒【結論】保証の対象は基本2種類のみ 

  1. 塗料の製造不良 
  2. 塗装業者の施工不良

 

保証期間は何年あればいい?

⇒【結論】保証期間は3~5年あれば十分

  1. 「保証期間」 = 「塗装が持つ年数」ではない
  2. 長期の保証は疑うべき

 

これらを理解した上で、契約前にしっかりと保証の内容を確認したり、業者からの説明を受けることが大切です。

あと、今回はテーマを保証に絞り込み説明してきましたが、良い業者の見分け方は保証以外にもいろいろあります。

頼む業者を決める前にこちらも併せて読んでみて下さい。

「超簡単」信頼できる塗装業者の見分け方 こんな業者は要注意!

外壁塗装どこに頼めばいい?失敗しない業者の選び方教えます。

 

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