最近の外壁塗装のネット情報が酷すぎる。でもこれが現実!

最近の外壁塗装のネット情報が酷すぎる。でもこれが現実!コラム

 

アパートマンションから一般住宅に至るまでトータル的な外壁塗装に携わってきた自分にとって、最近のネット上の情報にはため息しか出ない。

 

外壁塗装の相場にしても然り、塗料の耐用年数にしても然り。

 

どう考えても現場も知らない素人がPCに向かって、商売するためだけに書いてんだろうなといったデタラメな情報ばかりなのだ。

 

何の知識も持たない一般消費者が、これらの情報を鵜呑みにして塗料を決めたり業者を決めたりしてるのかと思うと、情報社会になった今でも場所を変え手段を変え、悪質業者は減ることはない業界なんだなとつくづく思う。

 

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とりあえず相場を知りたい方は、下記サイト(無料)を利用してみてください。あなたの家の形状や劣化の状況を選んでクリックしていくだけで、その場で目安となる相場を教えてくれますよ。【所要時間 約3分】

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基本的にメーカー発表の塗料の耐用年数は当てにならない。

 

まず、塗料の耐用年数はどのメーカーも3〜4年オーバーに書いていることを知っておいた方が良い。「15年持つ」と書いてあって15年持つ塗料など見たことがない。せいぜい12年持てば良い方だろう。これは20年以上現場で見てきた私の個人的な感想だ。

 

 

塗料メーカーは、各々が所持している「サンシャイン・ウェザ・オ・メーター」という紫外線を当て続けるマシンを使用して劣化具合をデータ化し、その塗料が持つ耐久性などの予想年数を独自に算出しているだけなのである。だから、実際にその年数のリアルなデータから耐用年数を算出しているわけではないことを知ってもらいたい。

 

それを塗装の知識も経験もないド素人が、丸々コピー&ペーストしてネット上に塗料の耐用年数として掲載している。現場を知る人間からすると『この塗料が10年持つとかありえないだろう』『この塗料を塗られるお客さんは可哀想だな』と言った状態だ

 

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宮古島の暴露試験場で見てきたリアルな塗料の耐用年数

 

ちなみに、日本で一番紫外線が強いと言われている宮古島には、塗料の「暴露試験場」がある。暴露試験場とは、実際に塗料を塗った板を本物の太陽光に当て続けて、その劣化具合から塗料の性能や耐久性を調査するリアル実験場のことだ。

 

 

日本有数の塗料メーカーの塗料実験がそこでは行われていて、私もとある塗料メーカーに招待され現場を見学することができた。そこで見た暴露試験は、私がカタログスペックから得た情報とはかけ離れている現実であり、『ここまでメーカーによって性能が違うものなのか?』と驚愕するものだった。

※通常はどの板がどの塗料メーカーのものなのかは教えてくれません。

 

宮古島 塗料の暴露試験場1

暴露試験場では、小さな板から大きな板までありとあらゆる方法で塗料の試験が行われている

 

宮古島 塗料の暴露試験場2

中には数年でひび割れを起こしたり剥がれている塗料もあった。

 

さすがにどのメーカーの塗料がダメとはお伝えできないが、『よくこれで塗料のカタログに10年とか20年持つと書けたな…』と思うようなものもあり、改めて塗料選びの重要性を再認識させられた。ちなみに私が見た中では、日本ペイント、KFケミカルの塗料性能は頭ひとつ抜けていた気がする。

 

※私が推奨するグレード別塗料はこちら

シリコン塗料

ラジカル塗料

フッ素塗料

無機塗料

 

ネットで良く見る外壁塗装の坪単価表ってなんなんだ?

 

もう一点ネットの外壁塗装情報で疑問に思うのが、外壁塗装の相場を知るために使われている「坪単価表」だ。

 

これ、業界人から言わせると『なんですかこれは?』といった失笑レベルの話だ。いまだにこんな相場表が出回っていることに本気で驚いている。実際の現場でお客さんにこんな坪単価の話などしようものなら間違いなく悪質業者のレッテルを貼られるだろう。

 

そもそも坪単価の坪数とは床の面積のことであり、外壁塗装で必要なのは屋根や外壁の面積となる。目安にすらならない馬鹿げた相場表なのだ。

 

どのくらいお門違いな話かあえて例えるなら、あなたが知りたいのはリンゴの値段なのに、相手は果物全般の平均相場を教えてくれているようなものだ。そのくらい参考にならない。

 

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外壁塗装において坪単価を利用することは自ら悪質業者だと公言しているようなもの

 

知らない人も多いのでお話ししておくと、ひと昔前の悪質な業者はみな坪単価で商売をしていた。

 

先ほど説明したように、坪単価は外壁や屋根とは全く関係のない床の面積から算出する計算方法だが、そんな適当な算出方法をしても塗装業者は決して損をしないようになっている。なぜなら、損するようなら手抜きして利益を確保、得するならそのまま黙っておこうというスタイルだからだ。

 

悪質業者にしてみれば、どんなに適当に見積もりしてもあとからいくらでも帳尻合わせができるわけだから、坪単価という相場表を使用することは一番楽で、かつ騙しやすく合理的なわけだ。

 

そんな事情すら知らない素人が、ネット上で専門家のように振る舞い、一昔前の悪質業者の代名詞とも言える坪単価表をさも当たり前のように説明している現状がどうしても許せないのだ。



繰り返すが、外壁塗装に相場なんてものはない。工事の内容も使用する塗料も違うわけで、一軒一軒そのお客さんのお住まいに合わせてフルカスタマイズされたオーダーメイド工事だ。

 

だから同じ30坪のお住まいでも、50万で塗装出来るお住まいもあれば、200万以上かかるお住まいもあるということを知ってもらいたい。

 

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外壁塗装の相場はネット情報からではなく実際の見積もりから知るべき

 

では相場を知るためにはどうしたら良いのか?

 

外壁塗装の相場を知りたいなら、まず見積もりを取るのが一番だ。というか、むしろそれ以外の方法ではあなたのお住まいのリアルな相場は把握できないと思っておいた方が良い。

 

もしあなたが『見積もり取るのが面倒くさい』とか『しつこく営業されるのがイヤ』と少しでも思っているなら考え方を改めるべき。外壁塗装は家も見ずにあなたの意向も聞かずに相場はでない工事なのだから。

 

満足いく外壁塗装工事を行いたいのなら、まず最初に実際に見積もりを取ってあなたの家の相場を知り、何社かの専門家の話を聞いた上で比較検討していくのが最善の方法だとお伝えしたい。間違ってもネットの情報だけで外壁塗装の基準を作ってはいけない。

 

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