今回は、外壁塗装の「時期」や「季節」にフォーカスして、どの時期やどの季節が外壁塗装工事に向いているのか?というところを、初心者でもわかりやすく解説していきます。

- せっかく塗装工事するなら失敗したくない
- 安いお金じゃないわけだし、失敗は許されない
- 営業トークじゃなくて、ホントのおすすめ時期を知りたい
本記事を読むことで、こういった疑問が解決できる内容となっています。
では、さっそく行ってみましょう♪
外壁塗装に向いている時期はいつ?どの季節が一番おすすめ?

まず最初に、外壁塗装に向いている時期についてですが、基本的にオールシーズンOKです。
答えになってないよ!
…と、思われるかもしれませんが、ぶっちゃけ今はもう時期を気にする必要なんてありません。
その理由は、現代の塗料は進化しているからです。
一昔前なら、公園の手すりなどに【ペンキ塗りたて注意!】などと張り紙が貼ってありましたよね。
確かに昔の塗料って、一日経過してもまったく乾かなかったんです。
でも最近の塗料は違います。
塗料の性能は年々上がっていて、今では塗料の表面層は塗って30分すれば乾いています。
ですから、昔ほど塗装工事の時期や季節を気にしなくてもいいんですね。
「時期が向いている」だとか、「この季節が一番いい」というのは、過去の名残が残っているだけです。
塗装屋さんもそれをうまく利用して、今では「営業トーク」として多く使用されている現状です♪
外壁塗装に向いていない時期とか、避けた方がいい季節とかある?

先程説明したように、外壁塗装は基本的にオールシーズンいけますが、技術的な面などを考慮して、しいてあげるならば、下記3点の時期については、注意が必要なケースがあるかもしれません。
- 夏場の炎天下の屋根塗装
- 気温5℃以下の冬時期の外壁塗装
- 4月、5月の繁忙期時期は注意!
それぞれ分かりやすく説明していきます。
真夏時期の炎天下の屋根塗装には注意!
真夏の日中の屋根瓦の表面温度は、50~60℃近くまで上がります。
これは、屋根瓦に直接触ると、熱くてやけどするレベルです。
この状態のときに、瓦表面に塗装をすると、塗った瞬間に塗料が乾いてしまいます。
これがあまりよくないんですね。
でも、常識的な塗装職人ならば、日中は避けて朝方、夕方と塗りに入りますので、特に問題はないんですが、変な職人に当たるとなると、ちょっと注意が必要、といったところです。
対策としては、「変な塗装業者に頼まない」です。
塗装業者の見極めポイントは、こちらの記事に書いてます。

気温5℃以下の冬時期の外壁塗装は注意!
今度は夏の時期とは打って変わって、気温5℃以下の冬時期の注意点です。
塗料は基本的に5℃以下では乾きにくくなります。
そうなると、業界用語で「かぶる」といって、白く濁ったような色に仕上がります。
これは、塗料に含む水分が乾かずに、そのまま残って固まってしまう時になる現象です。
しかし、これも塗装業をしている者ならば周知の事実、これを知らない塗装職人は、まずいないはずです。
ですから、よっぽど変な塗装会社に依頼しなければ、特に心配はいりません。
一応、『5℃以下、湿度80%以上での塗装はダメなんだな~』ぐらいで大丈夫です。
選んではいけない塗装業者の見分け方は、こちらの記事で解説してます。

4月、5月の繁忙期の外壁塗装は要注意!
今回3点あげた中で、一番注意して頂きたいのが、実はこの「4月、5月の繁忙期」です。
一般的には、4月5月といえば春の気候もよく、外壁塗装工事に最適な時期何じゃないの?
なんてお思いでしょうけど、これ実はけっこう注意が必要な時期なんです。
その理由は、「職人が忙しいから」です。
ぶっちゃけると、4月、5月の梅雨入り前は、塗装会社にとって一年で一番稼ぎ時なんです。
黙ってても勝手に仕事が入ってくる時期。
ですから、手が足りなくても何とか詰め込んで、必死で現場を回そうとします。
で、結果どうなるか。
次々入ってくる現場をなんとか回そうと急ぐあまり、ミスが連発して、最悪塗装業者によっては手抜きするなんてこともしょっちゅうです。
これ、業界人ならよく目にする繁忙期の光景なんですよ。
ですから、4月5月の繁忙期にわざわざ塗装工事をする必要はないと思います。
外壁塗装のおすすめ時期やねらい目ってどの季節?

冒頭に説明したように、外壁塗装は今はオールシーズン可能ですが、しいて言うなら、秋から冬にかけてがいいかと思います。
✓ その秋から冬をおすすめする理由としては
- 秋~冬は乾燥時期
- 台風も落ち着き気候が安定
- 冬場はそこまで忙しくない
もちろん地域にもよりますが、10月以降からは気候も安定して、11月12月と湿度も乾燥時期に入ります。よく冬には唇が乾燥してパリっと割れちゃいますよね♪
あとは、冬でも比較的温かい気候の「中四国・九州地域」であれば、1月が特におすすめですね。
理由は、正月明けって、けっこう職人も暇してるからです。
しかも、塗装工事中に窓を閉め切った状態でも、生活に差し支えありませんしね。
塗装業者としては、正月明け一発目などは縁起工事なので、何とか早めに現場を確保したいので、前もって予約しておけば、ひょっとしたら多少値引きしてくれるかもしれませんね♪
季節によって外壁塗装工事費も違ったりするの?一番安い時期とかあるの?
前項で値引きについて少し触れたので追記しておくと、「この時期だから安くなる」といったような、「時期による値引き」はあまり無い、と考えておいた方がいいです。
一般的には梅雨時期など、キャンペーンと銘打って安くすることもあるのかもしれませんが、基本的に、「季節や時期で値引き」というより、「その業者が暇かどうか」で決まることがほとんどです。
塗装業者は、職人を遊ばせとくよりは、多少安くても受注して現場を回した方がいいんですね♪
逆に、繁忙期などに必死にキャンペーン値引きを行っているような塗装業者は、ちょっと注意した方が良いかもしれませんね。
「そんな時期でも暇をしている」…ということは、そういうことです(笑)
まとめ:外壁塗装の向いている時期はいつ?どの季節が一番おすすめ?

ということで、今回は外壁塗装の向いている時期や季節、そして逆に注意した方が良い時期や季節などを掘り下げて解説してきました。
まとめると、
- 塗装の時期や季節については、そこまで気にする必要はない。
それよりも、ちゃんとした塗装業者を選ぶことが重要。
です。
昨今ネットの急速な普及により、いろんな情報が出回り、便利になった反面、本当の情報が手に入りづらくなってきている気がしてなりません。
そういった中で、自身が現場で感じた、本当の外壁塗装の情報をみなさんにお届けしているつもりですので、このサイトが少しでも多くの方に役立てて頂ければ幸いです。
外壁塗装のその他の情報も随時更新中ですので、よかったら見ていってください♪
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