塗装の価格・相場っていくら?価格の仕組みをお教えします。

見積もり

 

  • 塗装工事って相場はいくらぐらいなの?
  • うちは43坪だけど、どのくらいかかるかね?
  • 大体でいいから、大体の相場いくら?
  • あなたプロなんでしょ、どのくらいかかるか位パッとわかるでしょ?

 

長年塗装業界に身を置いていると、こういった質問がしょっちゅう飛んできます。

しかし、それもやむ負えないのでしょう。

なぜなら、塗装工事って頻繁にすることでもないし、騙されたって話もよく聞くし、ある程度は事前に相場を知っておいたい、ってことですよね。

しかも他の商品と違い、購入前に手に取って調べられるわけでもないものなので、なんとも得体の知れないイメージなんだと思います。

 

でも正直、家も見てない段階で相場を訊かれちゃうとホント困ってしまいます。

それでも聞きたいっていう方には、こう答えています。

 

  • 屋根・外壁塗装した場合は、70~200万ぐらいです。
  • 屋根塗装のみなら、大体40~80万ぐらいですかね。
  • 外壁塗装のみなら、50~150万ぐらいが相場でしょうか。

 

これはこれまでの経験上の実際の塗装の価格帯です。

そうするとお客さんから必ず言われるのが

『えーーー? なに、その価格差?』

…ですよね、そうなりますよね(笑)

でも、決してウソは言ってません。

 

ではなぜこんなに価格差があるか。

今回ここにスクープして、解りやすく掘り下げていこうと思います。

 

対象者はこちらです。

  • これから塗装を考えていく方
  • 相見積もりを取ろうと思っている方
  • 見積り取ったけど、意味が分からない方

 

塗装の価格の違いについて、その基本的な仕組みを理解しよう。

 

では、なぜこんなに塗装の価格差があるのか。

理由はたったこの3つだけです。

 

  1. 手間代・・・家の大きさにより変わる
  2. 塗料代・・・塗料の品質により変わる
  3. 経 費・・・業者の形態により変わる

 

家の大きさにより塗装価格は変わる。

 

一つ目は、塗装は家の大きさにより価格が変わります。

しかし、塗装でいう大きさとは、床の面積(建坪)ではなく、屋根や外壁の実際に塗装する面積(㎡数)のことをいいます。

 

ですから、同じ坪数の家だとしても、家の造りが違えば塗装の面積はまったく変わります。

よって、建坪単価で塗装価格を提示しているものなどは、なんの目安にもなりません。

 

塗料の品質により塗装価格が変わる。

 

次は塗料の品質の差です。

塗る塗料の品質によっても塗装価格は変わります。

 

塗料には、数年しか持たないものから、15年以上持つ塗料もあります。

更には、最近では特殊な効果を併せ持った塗料なども出てきています。

当然ながら高品質の塗料を塗った方が価格が高くなるのは当たり前ですね。

 

ちなみに、塗料はアクリル、ウレタンやシリコン、フッ素などの名称で分類されています。

これらは塗料を構成している樹脂(主成分)の名称です。

 

ですから、「樹脂が何か?」によって、その塗料の耐久年数が決まります。

言い換えれば、「何を塗るか」で次回の塗装の時期がおおむね決まってくるということです。

 

会社の経費(管理費)で塗装価格が変わる。

 

こちらは名前の通り、会社の経費の価格差ですね。

これは会社形態により変わってくるものです。

 

会社形態とは、「工事を下請けに任せるのか」or「直接工事をするのか」です。

 

下請け依頼会社は、一般的に中間マージンといわれる費用が掛かります。

大手の塗装専門会社やハウスメーカー各社、工務店がこの部類に属します。

 

直接施工会社の場合は、その中間マージンは一切掛かりません。

地元の小規模塗装店などがこれに当たります。

 

捉え方は人それぞれですが、中間マージンは「単に高くなる」ということだけではなく「管理費」と捉えることも出来ます。

 

管理費ってなに?って方の為に説明すると、管理費とは「作業する職人や工事の内容を、客観的立場でしっかり管理していく為の費用」というものです。

 

簡単に言うと塗装の専門知識がない方や、良し悪し判断が出来ないお客さんに対して「管理代行サービス」といった感じでしょうか。

ちなみに、下請け会社に施工依頼する場合は保証書を出す会社が多い気がします。

 

塗装の間違った価値観を改めないと、必ず失敗します。

 

とまぁ、塗装の価格というのは、こういった内容で構成されています。

ある程度理解していただけたでしょうか。

これらを理解してようやく、「適正価格」というものが見極められます。

というのも、ほとんどの人は先程説明した理由を知らずに、すべてを一括りにして考えてしまっているからです。

 

では、もう少し解りやすく説明していきますね。

 

例えばあなたが60坪の新築を買うとして、お隣さんは30坪の家を建てていたと仮定しましょう。

『えー、お隣さんは3,500万だってよ。なんでうちは7,000万もするのよ?』

とは…なりませんよね?(笑)

60坪の新築であれば、30坪よりも高くなるのは当たり前です。

 

でもこれ、塗装になると普通にこういった間違ったことをしているんです。

 

『えー、おたく塗装代80万?うちは120万もした。騙されたのかしら?』

と、こんな感じで家の大きさを度外視して塗装という工事を一括りで考えて比較してしまっているんです。

 

これが塗装でいうところの、1.の「家の大きさにより価格が変わる」です。

 

 

次に、例えばあなたがメロンを購入したとしましょう。

あなたは高級ブランドの木の箱に入った夕張メロンを3,000円で購入した。

その帰りにスーパーに寄ったらメロンが500円で売っていた。

『えー!メロンが500円? なに?さっきの店ぼったくりなの!?」

…とはなりませんよね?(笑)

購入する際には、「その品質も考慮して価値を判断する」わけです。

 

それが、塗装でいう2.の「塗料の品質」ということです。

塗装工事も同じで、使う塗料の品質が変われば、価格はかなり変わります。

 

 

最後に、あなたが魚を買おうと思っているとしましょう。

たまたま通りがかった釣り人から買うか、町に出て魚屋さんにいって買うか。

釣り人から直接交渉して買えば安いでしょう。

でも、安心できそうなのは魚屋さんですよね。

 

これが、下請け依頼会社と直接施工会社に当てはまります。

結局3.の会社の経費(管理費)ってことですね。

 

何となくわかっていただけましたか?

 

適正価格を知る為にも「最低限の知識」を身に付けましょう。

 

とまぁ、いろいろ例えて説明してきましたけど、結局普段日常で当たり前のように出来ていることが、塗装工事になると不思議と出来なくなってしまっているんですよね。

でも、これを読んで頂けると、どれだけおかしなことをしているか分かってもらえると思います。

これで「失敗した」とか「騙された」と言うのは、ちょっと厳しい言い方かもしれませんが自業自得なんです。

 

だから「最低限の知識を付けてください」と言っています。

そんなに多くの専門知識など必要ありません。

自身で判断できるぐらいの最低限の知識でいいんです。

むやみやたらに見積もりを取っても、比較する基準を持っていなければ、なんの意味もありません。

 

今回はその必要な知識の中の一つである「価格の仕組み」について掘り下げてみました。

 

塗装工事は知識を付けることで失敗の可能性が間違いなく減らすことが出来ます。

普段の買い物でも、その価値観や商品知識があるからこそ賢い買い物が出来ています。

 

高いのは高い理由があり、安いのは安い理由があります。

その理由が分からないものは、通常誰も買わないものです。

 

しかも塗装は普段の買い物とは違い、何千万もした大切なお住まいにする工事です。

そのぐらいの知識は付けたって絶対に損はしません。

 

当ブログでは他にも様々な知識や情報を発信していっていますので、よかったら見ていってください。

外壁塗装の保証は本当に必要?保証内容や期間の疑問を解決します。

外壁塗装の塗料はなにがいい?選び方・種類・耐久年数・価格まで

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました