外壁塗装の「塗料の種類」と、その違いについて分かりやすく解説

外壁塗装の塗料と、その違いについて分かりやすく解説塗料

外壁塗装は、塗料選びで決まると言われるぐらい、「塗料」は外壁塗装において重要な要素の一つになります。

 

外壁塗装工事を成功させたいのなら、まずは「塗料」について知る必要があります。

 

 

ということで今回は、「塗料の種類」や「違い」といった「塗料の基本情報」について、初心者でも分かりやすく説明していきます。

 

✔︎「塗料の種類」や「塗料の違い」を知ることで、こんなメリットがあります。

  • 騙されにくくなる
  • より思い通りの外壁塗装工事ができるようになる
  • 見積もり金額の高い安いの見極めができるようになる
  • 塗料を指定して見積もり依頼することができる
  • 見積もり金額の比較がしやすくなる

 

 

ぜひ「塗料の種類」や、その「違い」について学んで、自分好みのお住まいに仕上げましょう♪

 

塗料の選び方」の情報をお探しの方はこちら。

外壁塗装の塗料はなにがいい?選び方・種類・耐久年数・価格まで
外壁塗装、屋根塗装の「塗料」は何を選べばいいか悩んでる方、この記事ですべてが解消されます。「年数から選ぶ」・「デザインから選ぶ」・「機能から選ぶ」の3項目に分けて解説しています。「種類」・「メリット、デメリット」・「注意事項」・「耐久年数」・「価格」まで、現役塗装業界人だから話せるホントのところを余すことなく解説。

 

 

外壁塗装の塗料の種類とその違いについて

 

そもそも「塗料」にはどんな種類があるの?

どういった違いがあるの?

 

 

塗料の種類を大きく分類すると、こんな感じです。

  1. 塗料には「グレード」がある
  2. 塗料には「水性と油性」がある
  3. 塗料には「仕上がり」に違いがある

 

この3つさえ抑えておけば、「塗料の種類」について迷うことはなくなります。

これを機に、必ず覚えておきましょう。

 

 

塗料には「グレード」がある

 

まず最初に、外壁塗装の塗料には、いろんな「グレード」があるということを知っておいてください。

 

グレードとは、「塗料の品質」で、塗料によって「耐久年数(どのくらい長く持つか)」に違いが出るということです。



塗料には、5年しか持たないものもあれば、15年以上長く持つ塗料もあります。

もちろん、長く持つ塗料の方がグレードが高く、その分値段も高くなります。

 

ですから、「塗料のグレード」を確認しないまま、見積もり金額だけで比較してしまうと失敗するのです。

 

 

そこで覚えておいてほしいのが、「樹脂」というもの。



樹脂」とは、塗料の主成分です。

この「樹脂」がなんなのか?で、塗料グレードの識別ができます。

 

ようするに、「どの樹脂の塗料か?」が分かれば、「何年ぐらい持つ塗料なのか?」が、ある程度分かるということですね。



✔︎ こちらが塗料の樹脂別早見表です。

塗料グレード(樹脂耐久年数(目安)
アクリル樹脂塗料5〜7年
ウレタン樹脂塗料7〜10年
シリコン樹脂塗料10〜14年
フッ素樹脂塗料14〜18年
一部、最近流行りの「ラジカル制御塗料」や、20年近く持つ「無機塗料」、それに「光触媒塗料」といった、樹脂の種類だけではそのグレードが判断できない特殊な塗料もあります。特殊塗料については、それぞれ塗料別に記事にしていますので、そちらを参照ください。

 

上の図を見てもらうとわかるように、ウレタンとフッ素では、耐久年数に2倍近い差があります。

 

ということは、「ウレタン塗料」と「フッ素塗料」の見積もり金額が、仮に同じ100万だったとしても、間違いなく「フッ素」の見積もりの方が得するわけです。

 

これが、「見積もりを金額面だけで判断すると失敗する」といわれている理由の一つです。

 

見積書の塗料がなんの樹脂か分からない場合は、必ず「この塗料はなんの樹脂ですか?」と尋ねてみてください。
樹脂が分かれば、その塗料が「どのグレードの塗料なのか?」がすぐ分かります。
仮に、答えてくれない、もしくは、ごまかすような場合は、かなり「怪しい塗料」の可能性があります。

 

ということで、「樹脂」という専門用語を覚えておくだけで、何かと便利なのです。

 

より詳しい内容は、別記事「塗料の選び方」をご参照ください。

 

 

塗料には「水性と油性」がある

 

外壁塗装の塗料には、「水性塗料」と「油性塗料」の2種類のタイプがあります。



✔︎ 水性塗料」と「油性塗料」の違い

  1. 水性塗料」より「油性塗料」の方が長く持つ
    (※塗料グレードが同じ場合)

  2. 水性塗料」より「油性塗料」の方が臭いがきつい

 

水性と油性の違いは、ボールペンやマジックを想像してもらうと分かりやすいです。

 

 

「水性塗料」より「油性塗料」の方が長く持つ

 

塗料は、「水性」より「油性」の方が長く持ちます。

 

ただ、外壁塗装に使う「水性塗料」は、ボールペンやマジックのように、雨ですぐ流れてしまうようなことはありませんので安心してください。

 

あくまでも、「水性」と「油性」とを比較した場合の優劣になりますので、耐久年数にそこまで大きな違いはありません。

 

どちらかといえば、「油性塗料の方が長く持つ」ぐらいで覚えておいてください。

 

 

「水性塗料」より「油性塗料」の方が臭いがきつい

 

塗料は、「水性」よりも「油性」の方がニオイはキツめです。



理由は、水性塗料は「水道水」、油性塗料は「シンナー」と混ぜ合わせて使用するためです。



油性塗料のニオイの原因はシンナーで、油性マジックを結構キツくした感じの臭いです。

 

ただ、ニオイは工事期間中(外壁を塗っている期間)のみで、乾いてしまえばすぐに消えます。



ちなみに、「水性塗料」とはいえ若干の臭いはしますので、臭いに敏感な方は、事前に塗装業者さんに頼んで、どの程度の臭いがするのか確認をしておいた方が良いかもしれません。

 

【補足情報】
極力臭いを抑えられる「水性塗料」は、アパート・マンションなどの集合住宅の塗り替え塗料として多く使用されており、逆に、東京タワーや東京スカイツリーなどの公共事業では、多少ニオイがキツくとも、長く持たせるために油性(強溶剤)塗料を多用しています。

 

水性塗料と油性塗料の注意点については、別記事「外壁塗装に使う塗料は水性と油性、どちらが良い?」でも詳しく解説していますので、そちらを参照ください。

 

 

塗料には「仕上がりの違い」がある

 

さて、ここまで塗料には「グレードがある」「水性・油性がある」ということを説明してきましたが、最後は「塗料には仕上がりの違いがある」についてです。

 

仕上がり」とは、完成後の外壁の見た目デザインのことです。

 

一般的に使用されている塗料は、手で触ると、ツルツルとしたツヤのある外壁に仕上がります。

 

でも、

ピッカピカになるのもいいけど、マットな仕上がりにしてみたいなぁ

 

なんて方もいると思います。

 

例えば、こんなお住まい。

ツヤ消しのマットな仕上がりのお住まい

 

そんな時は、「ツヤ消し」の塗料を使えば、ヨーロッピアンテイストなマットな外壁にすることも可能です。




他にも、凹凸のある石材調仕上げの豪華な外壁に仕上げることも可能です。

 

例えばこんな感じ。

デザイン塗料

画像引用:山本窯業化工株式会社

 

その場合は、「セラミック塗料」と言われる特殊な塗料を使用することで実現可能です。




あとは、外壁が綺麗なタイル柄のサイディングの場合、塗装をするとその柄が消えてしまうため、透明な「クリヤー塗装」を使って柄模様を残す塗料で仕上げる方法もあります。

 

日本ペイントのクリヤー塗装

画像引用:日本ペイント

 

このように、「塗料の種類」を知っておけば、塗装後のお住まいをイメージすることができます

そして、そのために「どんな塗料にしようか?」という、計画を練ることができるようになるのです。

 

それこそが、外壁塗装工事の一番の楽しみであり醍醐味なのです。

 

 

まとめ:外壁塗装の「塗料の種類」とその違いについて

 

今回は、塗料の種類と、その違いについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

 

 

繰り返しますが、「塗料選び」は外壁塗装工事において最も重要な要素の一つになります。

そのためにも、まずは「どんな塗料があるのか?」という塗料の種類を知る必要があるわけですね。

 

逆に、「塗料の種類」さえ理解できれば、難しいといわれる外壁塗装工事も楽しくなるハズです。

 

 

もし、「塗料の種類が、まだよく理解できてないなぁ」と感じたならば、わからない部分を繰り返し熟読して、次のステップ「塗料選び」につなげてください。

 

✔︎ 「塗料の選び方」についてはこちら

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以上、今回は塗料の種類についての解説でした。

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