ワンランク上の色選びテクニック!外壁塗装でよりオシャレなお住まいにする4つのコツ

ワンランク上の色選びテクニック!外壁塗装でよりオシャレなお住まいにする4つのコツ

 

さて、今回は外壁塗装のワンランク上の色選びのテクニックについて紹介していきます。

 

 

もう一度新築の頃の輝きを取り戻したい!

 

奥さん

外壁の色をガラッと変えてもっとオシャレにしたいわ♪

 

周りが羨むような雰囲気の家にしたいなぁ!

 

 

そんな夢や希望を膨らませ、いざ挑んでみるもなかなか思い通りの住まいにならないことが多い外壁塗装工事。しかし、実はほんの少しの工夫やコツでお住まいは不思議なくらいおしゃれに仕上がるものなのです。

 

  • なぜあの家はおしゃれなのか?
  • どうすれば理想の家に近づけられるのか?



本記事では、外壁塗装の色選びをする上での着眼点やちょっとしたコツ、そして初心者でも簡単に実践できる配色テクニックなど、業界歴20年過去500件以上のお住まいの色をアドバイスしてきた私が分かりやすく丁寧に解説していきます。

 

外壁塗装の失敗しないための色選びの手順(方法)について知りたい方はこちら

 

目次

ワンランク上の色選びテクニック!外壁塗装でよりオシャレなお住まいにする4つのコツ

 

冒頭でも話したように、外壁塗装でおしゃれな雰囲気になっているお住まいにはそれなりの理由があります。これはなかなか初心者では気付かないことも多いでしょう。

 

なぜなら、外壁塗装自体がそこまで頻繁に経験することがない工事だからです。

 

これから紹介する4つのテクニックは、あなたが今後お住まいの塗り替えをする上で必ず役立つ内容となりますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

外壁塗装の色選びのキーポイントは「アルミサッシの色」

外壁塗装の色選びのキーポイントは「アルミサッシの色」

 

外壁塗装の色選びの最重要ポイントは「アルミサッシの色」です。

 

色選びをする前に、まずはご自宅のアルミサッシが何色かをご確認ください。

 

アルミサッシは塗り替えできない部位になりますので、塗装後も色が変わることはありません。ですから、アルミサッシの色との相性も考慮した上で外壁の色を選んでいかないと全体の配色バランスが悪くなり、なかなかイメージ通りとはいかないのです。

 

 

■ブロンズサッシ

ブロンズカラーのアルミサッシのお住まい
ブロンズサッシのお住まい。雨戸・雨樋・破風板・幕板なども同色で統一。

1980年代ごろ流行っていたサッシカラーがこのブロンズ。ほとんどの色と相性は良いが、ブルー・ネイビー・ブルーグレーなど、青系色との相性はあまり良くない

 

 

■ブラックサッシ

ブラックカラーのアルミサッシのお住まい
こちらはブラックサッシ。附帯部を黒で統一することで全体的に引き締まったイメージに。

1990年ごろに建てられた家はブラックカラーのアルミサッシが多い。ブラックはどんな色とも相性が良いが、外壁色をあまり濃くしすぎると家全体の雰囲気が暗くなることも

 

 

■ホワイトサッシ

ホワイトカラーのアルミサッシのお住まい
出典:一条工務店 白いサッシであれば濃い外壁でも明るく爽やかなイメージに。

ブラックサッシと同時期に人気を博したホワイトサッシ。どの色とも相性が良く、特に濃い色を外壁に持ってきても不思議と家全体が明るく見える魔法のサッシカラー。

 

 

■ステンゴールドサッシ(プラチナステン)

ステンゴールドカラーのアルミサッシのお住まい
出典:住友林業 ステンゴールドサッシは外壁がどの色でもシャープなイメージに。

2005年ごろから使われ始めたステンゴールドカラーのサッシ。どの外壁の色とも相性が良く、モダンスタイルな仕上がりが期待できる。

 

 

■木製風サッシ(合成樹脂サッシ)

木製カラーのアルミサッシ(合成樹脂サッシ)のお住まい
出典:一条工務店 木製風サッシであれば外壁は艶消しの薄めのナチュラルカラーがおすすめ

ステンゴールドより少し後に使われ始めた合成樹脂サッシ。木の温もりが感じられるサッシカラーで、特に自然色(空・海・土・植物などの色)との相性が抜群。

 

 

塗装で塗り替えられない部位の色との相性やバランスも考えた上で配色を考えていく。おしゃれだなと思うお住まいは必ずこれが出来ています♪

 

 

優しい雰囲気のお住まいに仕上げたいなら少しくすんだ色を選ぼう!

優しい雰囲気のお住まいに仕上げたいなら少しくすんだ色を選ぼう!

 

お住まいを優しい感じのに仕上げたいなら、外壁の色は「くすんでるかな?」ぐらいの色を選ぶのがおすすめです。

 

理由は、外壁に塗装すると光の反射により想像以上に明るく見えるためです。色見本帳でみる色と実際に塗ってみた色とでは少し見え方が変わるので注意しましょう♪

 

「なぜ外壁塗装は色で失敗するのか?」はこちらの記事で解説しています。

 

 

 

濃い色で塗り替えるなら艶(ツヤ)消し塗料でマットな仕上がりに

濃い色を選ぶなら艶(ツヤ)消し塗料でマットな仕上がりに

もし、外壁を濃い色にしようと考えているなら、艶消し塗料でマットに仕上げるのもお住まいをオシャレに見せるコツです。

 

もちろんツヤの有無は好みによりますが、外壁の色を濃くすればするほどテカテカ感が強く白っぽくなるため、なんか思っていたイメージと違うといった違和感を感じることも多いのです。

 

外壁を艶消しにする場合は、雨樋などの付帯部も艶消しに統一するとオシャレですよ♪

 

関連記事 艶消しに関する詳しい情報はこちら

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外壁をツートーンカラーに仕上げるなら同系色で統一感を出そう!

外壁をツートーンカラーに仕上げるなら同系色で統一感を出そう!

 

外壁をツートーンにするなら同系色を選ぶと間違いないでしょう。1階を濃くして2階を薄めにすることで、ドッシリとした落ち着きのあるお住まいに仕上がります。

 

 

もしご自宅の造りが総2階ならば逆パターン(2階が濃くて1階が薄い配色)もありでしょう。きっとモダンな雰囲気のお住まいになるでしょう。

 

外壁が2階が濃いめで1階が薄めのツートーンカラーのお住まい

出典:株式会社君津住宅 とてもオシャレなツートーンカラー。ホワイトサッシで明るく見える

 

ツートーン仕上げはメリハリが大事!色味が近すぎると全体がボヤけて見えるので気をつけましょう♪

 

 

外壁塗装で人気の色ランキングTOP10

 

続いて、外壁塗装で人気の色ランキングTOP10と、人気になっている理由や選ぶ際の注意点についても紹介しておきます。

 

※下記人気色ランキングは、サラリーマン時代も含めた過去20年以上(推定1,500件以上)の統計データによるものです。

 

1位 ベージュ系

ベージュ系の外壁と相性の良いサッシカラー
良い点 定番の人気色。基本的にどの色とも相性が良い。失敗が少ない色。
 
悪い点 周りのお住まいと色が被る。 

 

ベージュはどの色とも相性抜群で外壁塗装人気No.1カラーです。どの色のアルミサッシでも違和感なく仕上がり、非常に失敗の少ない初心者向けの色味となります。

 

 

2位 ホワイト・アイボリー系(白系)

ホワイト・アイボリー系の外壁と相性の良いサッシカラー
 
良い点 とにかく映える。年数が経過しても色ムラや色あせが目立ちにくい。

 

悪い点 雨だれ、換気扇の油汚れなどが目立つ。

 

「汚れが目立つから」という理由で諦める方が多いために2位に甘んじているホワイトカラー。ホントは塗りたいランキングNo.1カラーでしょうね。特に、黒いアルミサッシの真っ白い外壁はいつみても素晴らしすぎます!

 

 

3位 茶系

茶系の外壁と相性の良いサッシカラー
 
良い点 汚れが目立たない。重圧感がありツートーンの1階によく使われる。

 

悪い点 年数が経過すると色褪せが目立つようになる。艶あり塗料で塗ると安っぽく見える。

 

茶色はよく好まれる色ですが、同時によく失敗する色でもあります。レンガっぽい風合いにしようと選ぶ方も多いのですが、材質(質感)が違うのでやはり限界があります。せめて艶消しを選ぶなどしてひと工夫してみましょう。

 

 

4位 グレー系

グレー系の外壁と相性の良いサッシカラー
 
良い点 クールなイメージになる。汚れが目立ちにくい。

 

悪い点 グレー系にはノーマル系・青系・赤系があるので難しい。

 

 

グレーは誰からも嫌われない中立カラーです。多少温かみを持たせるなら赤グレー系、クールにかっこよく見せたいなら青グレー系が良いでしょう。ちなみに、ブロンズサッシは青グレー系(外壁)との相性があまり良くありません。

 

 

5位 イエロー系

イエロー系の外壁と相性の良いサッシカラー
 
良い点 全体的に華やかになる。ベージュ・茶系と相性◯

 

悪い点 色選び(彩度と明度の調整)が難しい。濃すぎるとおもちゃの家みたいになる。

 

イエロー系は特に女性に人気の外壁色です。ただし、濃いめのイエローは警告色なので注意。レモンイエロー系(明るめ)よりは落ち着きのあるクリームイエロー系を選ぶと落ち着いた雰囲気になりますよ。

 

 

6位 グリーン系

グリーン系の外壁と相性の良いサッシカラー

 

良い点 和風のお住まいに合う。

 

悪い点 彩度と明度の調整が難しく、なかなかイメージ通りになりにくい。

 

うぐいす色・抹茶色などとも呼ばれ、和風のお住まいによく使われるグリーン系。しかし意外にも扱いが難しく上級者向けの色です。好みにもよりますが、明るめの濃いグリーンよりは、かなり薄めのくすんだグリーンがしっくりくるでしょう。

 

 

7位 水色系

水色系の外壁と相性の良いサッシカラー
 
良い点 爽やかで清潔感のある雰囲気になる。

 

悪い点 年数が経過すると色褪せが若干目立つ。 

 

女性なら一度は憧れてしまう水色のお住まい。もしあなたのお住まいがホワイトサッシなら、多少濃いめの水色や、水色ツートーンカラーなどもおしゃれです。ブロンズ・ブラックサッシは濃いめの水色より薄めの水色を選んだ方が明るくなりますよ。

 

 

8位 ピンク系

ピンク系の外壁と相性の良いサッシカラー
 
良い点 周りのお住まいと被らない。

 

悪い点 彩度と明度の調整が難しい。

 

ヒント 
ピンクは、かなり難易度高めで失敗する方続出の外壁カラーです。かなり薄めを選んだつもりでも想像以上に濃くなったり明るくなったり。薄めの少しくすんだぐらいの色味がちょうど良い感じですよ♪

 

 

9位 黒系

ブラック系(黒)の外壁と相性の良いサッシカラー

 

良い点 一際目立つ。汚れが目立たない。

 

悪い点 年数が経過すると色ムラ・色あせが目立つ。

 

ブラック系は年々人気になっているトレンドカラーです。しかし、ホワイトサッシ・木製風サッシ・ステンゴールドサッシ以外のお住まいで使用すると、なんとも言えない威圧感が増しますので注意です。あと、艶あり塗料だと安っぽく見えますのでその辺りも要検討です。

 

 

10位 ネイビー系(紺色)

ネイビー系の外壁と相性の良いサッシカラー

 

高級感漂う品のあるお住まいになる。

 

年数が経過すると色ムラや色あせが目立つようになる。 

 

ネイビーは、古くからよく使用されている外壁カラーです。こちらも、ホワイトサッシのお住まいでこそ映える色味といえるでしょう。あと、濃い色はどうしても色褪せが目立ちやすいので、なるべく高品質の塗料を選ぶようにしましょう。

 

 

まとめ:外壁塗装のワンランク上の色選びテクニックと4つのコツ

 

さて、今回は外壁塗装の色選びについてのコツやテクニック、そして今人気の色ランキングをお届けしてきました。

 

外壁塗装のワンランク上の色選びのテクニックコツ

  1. 外壁塗装の色選びのキーポイントは「アルミサッシの色
    ➡︎まず最初に自宅のアルミサッシの色を確認して、その後にその色との相性を加味した上で外壁色を選んでいくと良いでしょう。

  2. 濃い色を選ぶなら艶消し塗料にすると落ち着いた雰囲気になる
    ➡︎外壁の色は濃くなればなるほどどうしても安っぽく見えてしまいます。艶消しを使うなら他の付帯部も艶消しで塗装しましょう。

  3. 薄めの色を選ぶときは、鮮やかな色味より少しくすんだ色味の方が優しく仕上がる
    ➡︎同じような色を何個も並べて比較していくと、だんだんとその色本来の色が見えてきます。

  4. 外壁をツートーンカラーで仕上げるなら同系統でまとめて統一感を出しましょう
    ➡︎基本は1階に濃いめ2階に薄めのツートーン。総2階のお住まいなら、2階に濃いめを持ってくる逆パターンきてもモダンテイストに仕上がります。

 

 

 

今回は、お伝えしたい情報が多すぎてかなり長文になってしまいましたが、どれも私がこれまで経験した中で「ここだけは押さえておきたい」と思う必須項目ばかりなので、ぜひ参考にしてあなたの理想とするお住まい造りにお役立てください。

 

 

外壁塗装の色に関する情報は他にも書いていますので、下記記事をぜひ参考にしてください。

 

✅こちらでは、なぜ外壁塗装は色で失敗する人が多いのか?そして失敗しない具体的な色の選び方(手順)を解説しています。

 

✅こちらは濃い色を外壁に塗ろうと検討中の方に読んで頂きたい記事です。

 

✅白は汚れが目立つから…と諦めている方必見の内容(真実)です。

 

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この記事を書いた人

年商6億の元塗装会社社長がお届けする外壁塗装の豆知識。業界20年の経験・体験をもとに、他では聞けない役立つ情報から裏情報までお届けしています!
<これまでの経歴>
大手不動産会社勤務、大手塗装会社勤務、2015年塗装会社設立、約20年以上にわたり建築塗装全般に携わり、現在は塗装業のコンサル事業を展開。

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