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築10年目?外壁を塗り替える最適なタイミングとは?

築10年目?外壁を塗り替える最適なタイミングとは? 外壁塗装

お住まいを維持していくためには、外壁を塗り替えるタイミングがとても重要になってきます。

 

今回は、「新築してから何年目で外壁塗装するのがベストなの?」という疑問に対し、住宅塗装業界20年以上の私が、初心者でも分かるように解説していきます。

 

 

✔︎ この記事では以下の情報が得られます。

  • あなたの家の塗装時期
  • 外壁塗装をする本当の理由と目的
  • 家を塗装することでのメリット
  • 塗装をしなかったらどうなるのか

 

ではさっそく解説していきます。

 

関連記事 屋根の塗り替え時期をお探しの方はこちら

 

Masaki
Masaki
この記事を書いた人

年商6億の元塗装会社社長がお届けする外壁塗装の豆知識。業界20年の経験・体験をもとに、他では聞けない役立つ情報から裏情報までお届けしています!
<これまでの経歴>
大手不動産会社勤務、大手塗装会社勤務、2015年塗装会社設立、約20年以上にわたり建築塗装全般に携わり、現在は塗装業のコンサル事業を展開。

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外壁を塗り替える目安と最適なタイミングとは?

 

外壁の塗り替え時期の目安は7〜10年です。

 

といっても、お住いの構造(外壁の種類・塗料)や立地条件、それに環境により若干変わってきます。

 

 

じゃあ、正確な塗り替え時期はどうやって判断すればいいの?

 

 

そこでポイントになるのが、塗膜の防水性です。

 

私どもプロは、「外壁の塗膜(塗装の膜)がどのくらい水を弾くか?」を調査して、塗装時期を判断します。

 

外壁の塗り替え時期の説明画像

 

 

ようするに、塗膜の防水力が低下すれば、今度は外壁材で雨風をしのぐようになり、いずれ外壁材自体もダメになってしまいます。

 

そうなってしまう前に、もう一度塗装でコーティングして、外壁材を守ってあげる必要があります。

 

外壁の塗り替えの適切なタイミングとは、外壁材が傷む前、つまりは「塗膜(塗装の膜)の防水効果が切れてしまう前」となります。

 

 

では、実際に塗膜の防水効果が切れると、どのような症状が出るのか?

劣化の症状を、初期・中期・末期の3段階に分けて解説していきます。

 

 

外壁の劣化:初期症状

 

塗膜が劣化し始めた初期段階では、以下の症状が見受けられます。

 

✔︎ 早ければ築5年目あたりから発生

  • チョーキング現象
  • 色あせ・色むら
  • コケ・カビ

 

これらの症状が出ていれば、「塗り替えを検討し始める時期」です。

 

この段階では、まだ塗膜に防水効果が残っていますので、外壁材はほぼ無傷です♪

 

 

チョーキング現象

外壁チョーキング現象の画像

 

チョーキング現象とは、塗装の膜が紫外線などにより分解され、チョークのような粉状になる現象のことです。

初心者でも目で見て分かる、塗り替え時期の初期症状です。

 

表面がザラザラした外壁(リシン塗装など)は、粉が手に付きにくくなります。ただ、凹凸がある分手につかないだけであって、同じように劣化しています。

 

色あせ・色むら

外壁の色むら・変色の画像

 

外壁の「色あせ・色むら」も劣化の初期症状の一つです。

主な原因は、チョーキング現象による、外壁の色味が薄れてくるためです。

 

外壁が白い場合は、色むらや変色が分かりづらいので、必ず手で触って確認しましょう。

 

藻・コケ・カビ

外壁に付いた藻・コケ・カビの画像

 

藻・コケ・カビは、水分がたまりやすい凹凸のある外壁によく見られ、早ければ3〜5年あたりから発生します。

 

藻・コケは植物のため、日光がないと育ちませんが、カビは細菌ですので、日光がないところに発生します。

 

 

外壁の劣化:中期症状

 

さらに外壁の劣化が進むと、下記のような症状が出始めます。

 

✔︎ 築7年目あたりから発生

  • 外壁のヘアクラック
  • コーキング(シーリング)の亀裂

 

このまま放置すれば、塗装する前に大掛かりな修理が必要となってくることもあるので、「塗り替えする時期」と考えましょう。

 

この段階に来ると、すでに塗膜の防水性能は失われ、外壁材まで雨が浸透していると考えられます。

 

 

外壁のヘアクラック

外壁の塗装表面(塗膜)がひび割れている画像

 

上図は、モルタル外壁(ボンタイル塗装)のヘアクラック。

パッと見た感じではわからないですが、拡大すると塗膜の表面に細かいヒビが入っているのが分かります。

 

 

吹付リシンの塗装表面(塗膜)がひび割れしている画像

 

続いて、モルタル外壁(吹付リシン塗装)のヘアクラックです。

先程と同様、塗装の表面に細かいヒビが入っており、雨が浸透しやすい状態です。

 

 

コーキング(シーリング)の亀裂

サイディング外壁のコーキング(シーリング)のひび割れ画像

 

サイディング外壁のコーキング亀裂画像。

コーキングが硬化(固まって)して、外壁との間に隙間ができてしまっています。

 

ALC外壁のコーシング(シーリング材)ひび割れの画像

 

続いて、ALC外壁のコーキング割れの画像。

隙間から雨が侵入し、外壁にもヒビが入り始めています。

 

コーキングのひび割れ・亀裂は、陽射しが強い南面・西面、ベランダ部の外壁で起こりやすいので、注意深く確認してみましょう。

 

 

外壁の劣化:末期症状

 

最後は、外壁の劣化による末期症状です。

 

✔︎ 築15年以降〜

  • 外壁の亀裂
  • 外壁の剥離(ハガレ)

 

塗装工事の前に、まず劣化した部分を全て補修し、その上で外壁に塗装する必要があります。

 

ここまでくると、外壁材自体がかなり劣化してしまっている末期状態です!

 

 

外壁の亀裂

モルタル外壁の大きな亀裂画像

 

亀裂が入り、モルタル外壁全体が下にずれ落ちてきています。

 

このまま塗装してもモルタルが剥がれ落ちる可能性があるので、いったんゴッソリと削ぎ落とし、モルタル壁を作り直してから塗装工事に入らないといけません。

 

外壁の剥離(剥がれ)

外壁の表面塗膜が剥離している様子

 

外壁が浮いた状態で塗装してもまったく意味がありませんので、大掛かりな補修工事が必要です。

 

外壁塗装の適正時期はすでに過ぎてしまっている、いわば「手遅れ」の状態です。

 

 

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外壁を適切なタイミングで塗り替えるメリットとは?

 

ここまで読んでいただいた方はすでにお分かりだと思いますが、外壁を適切なタイミングで塗り替える最大のメリットは、「メンテナンス費を抑えられる」ことです。

 

 

たいして汚れてもいないのに、塗装するのはもったいない!

 

…と、考えてしまいがちですが、実はその逆で、塗り替え時期が遅くすればするほど、その分外壁の修繕費は増えていきます。

 

どちらが良いかは住んでいる方の考え方次第ですが、どちらにしてもお住いのメンテナンスは、長期的な視点でプランを組み立てていくことがとても重要なんですね。

 

 

早い段階で塗装すると、新築のように綺麗に仕上がります♪

 

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まとめ:外壁を塗り替える最適なタイミングとは?

まとめ:外壁を塗り替える最適なタイミングとは?

 

今回は、「外壁を塗り替える適切なタイミング」ついて解説していきました。

 

繰り返しますが、外壁の最適な塗り替え時期は「塗膜の防水効果が完全になくなる前」です。

 

お住まいを綺麗な状態で長く保たせるためにも、本記事の段階別の症状を参考にして、あなたのお住いにとっての最適な塗り替えのタイミングを探してみてください。

 

 

すでに外壁塗装を検討中の方は、専門家に具体的な劣化具合やタイミングを聞くことをお勧めします。
その際の注意点は、一社ではなく複数社の見解を聞いてから判断する点です。そうすることで、より正確なお住いの状態やタイミングが見えてくるはずです。

 

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