美観デザインやその見た目が非常におしゃれで、どこか異国情緒あふれる風合い。
そんなジョリパットですが、年数が経つとどうしても「色あせ」や「汚れ」「ひび割れ」などが起こり、新築時のあの雰囲気がどこかに消えていってしまいますよね。
しかし、いざメンテナンス(塗り替え)を考え始めたはいいが、どうしていいものか。
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こういった悩みを抱えてる方は、本記事を読むことで悩み解決ができます。
ちなみに筆者である私は、業界経験20年以上の現役塗装業界人です。
少しでも多くの方に、「本当の情報」を届けていきたいと思います。
ジョリパットの塗装(塗り替え)時期は?
ジョリパットの塗り替え時期の目安は「約10年」です。
理由は、ジョリパットの主成分(樹脂)が水系アクリル樹脂だからです。
アクリル樹脂の平均耐久年数は5~7年といわれています。
ネット上では、30年の耐久性があると書かれている記事もありますが、実際に住まれている方ならそれがどれほど見当違いか分かると思います。
10年もすれば、「色あせ」「亀裂(ヒビ割れ」そして「藻・カビなどの汚れ」が目立つようになります。
「いつ塗り替えするべきか」という点の考え方や解釈については、人によりさまざまです。
しかし、本来「塗装の目的は、お住まい(外壁の素材)を保護するもの」です。
そう考えると、お住まいが痛む前にメンテナンス(塗り替え)をしてあげることが必須と考えます。
ジョリパットの塗装(塗り替え)のメンテナンス方法とは?
ジョリパットの塗装(塗り替え)について悩まれている点で最も多いのが、「今の風合いを残したい」というものだと思います。
それはそうですよね、そういった雰囲気がいいから新築でジョリパット(塗り壁)を選んだわけですから。
✅例えばこんな悩み
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🔴そんな方にオススメしたい塗料がこちら。
商 品 名 | 樹脂成分/付加効果 |
ジョリパット フレッシュ | 水性シリコン樹脂/なし |
ジョリパット フレッシュクール | 水性シリコン樹脂/遮熱効果 |
ジョリパット フレッシュ∞ | 水性シリコン樹脂/高耐候性 |
こちらは、ジョリパットシリーズ商品を製造・販売している「アイカ工業株式会社」から、ジョリパットの塗り替え専用として出している塗料です。
この塗料を塗り上げると「ジョリパットの風合いや質感を損なうことなく」塗り替えが可能です。
✅追記 |
他にも、日本ペイント㈱から販売されている「インディフレッシュセラ」など、意匠性塗り壁に適している塗り替え塗料はありますが、外壁がアイカ工業のジョリパット仕上げなのであれば、同じアイカ工業の塗料を使用するのがベターです。
※ジョリパットフレッシュ∞の塗り替え耐久年数について※
「30年後も色あせしにくい」と塗料カタログにありますが、「30年間の耐久年数がある」訳ではありませんので勘違いのないように。
あくまでも個人的な感想ですが、期待年数は約10~13年あたりかと思います。
ジョリパットの風合いをそのままに、長く持つ塗装をしたい
「ジョリパットの風合いを保たせながら、フッ素や無機塗料といった高品質塗料を使いたい」
長いこと業界にいると、お客さんからそんな声をよく聞きます。
結論からいうと、残念ですがムリです。
正確に言うと、今販売されている塗料の中には、ジョリパットに合う性能と美観を両立させるような塗料は見当たりません。
ジョリパットはあくまでも美観に特化した塗り壁材です。正直、耐久年数は期待できません。
ジョリパットの塗装(塗り替え)はどんな業者に頼めば安心?

「ジョリパットの塗り替え業者の選定」、これが一番の悩みどころですよね。
✅主な悩みはこんな感じ
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🔴でも、これで解決です。
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1.は、上記で塗り替えで使用するべき塗料を説明しましたので、その塗料を指定すると、「1.質感や雰囲気の悩み」は解決です。
2.は、A4サイズの色見本を数枚頼んで、壁に立てかけて離れた位置から色味を確認すると分かりやすいです。
要するに、「塗り替え時には、そこまで神経質に業者選びが重要ではない」です。
塗装工事を専門で行っている、信頼できそうな業者に依頼すれば大丈夫です。

※重要だったのは、じつは新築時です。
ジョリパットは塗装工事ではなく左官工事になりますので、造るのに非常に高い技術を要するわけです。
まとめ
さて、今回ジョリパットの塗装(塗り替え)時に良くある悩みについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
最後に今回の要点をまとめていきます。
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当ブログでは、他にも塗装(塗り替え)に関して「実際にお客さんから訊かれる」さまざまな悩みや質問について記事にしています。
ぜひ読み漁っていって、より満足いく塗装工事が出来るようにしてもらえると幸いです。
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