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外壁塗装の”コスパが良い”とは?何がどうなればお得なのかの判断基準を徹底解説

コスパが良い外壁塗装とは?知って得するランニングコスト(年次コスト)の考え方 外壁塗装

 

主人
主人

シリコンの見積もりとラジカルの見積もり出たけど、どっちにするよ?

 

 

奥さん
奥さん

そうねー。ラジカルの方がコスパが良いとは聞くわよね。

 

 

主人
主人

そっか、ならラジカル塗料にしとくか。ところで外壁塗装のコスパってどういう意味なんだ?

 

 

奥さん
奥さん

ん…詳しいことは分からないけど、とりあえず得するってことじゃないかしら…。

 

といった感じの何気ない夫婦間のやりとり。外壁塗装のコスパってなんとなく分かるけど、説明しろといわれたらちょっと難しいですよねー。

 

と言うことで今回は、外壁塗装のコスパの考え方について、塗装歴20年の筆者が外壁塗装初心者でも分かるように解説していきます。

 

※本記事でわかること

  • 外壁塗装のコスパの意味や考え方
  • 見積書からコスパを測る方法
  • コスパ最強の塗料
  • 要注意!コスパの落とし穴

 

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外壁塗装でいうコスパってなに?どこをどう判断すれば良い?

 

外壁塗装でいうコスパは、外壁塗装工事にかかった費用」÷「塗装の耐用年数で測ることができます。

 

耐用年数」とは、塗装の寿命のことです。

 

 

外壁塗装のコスパの考え方

※上記は耐用年数10年の外壁塗装工事代が150万円だった場合のコストパフォーマンス

 

 

つまり、1年間にかかる費用(年次コスト)を算出して塗装のコストパフォーマンスを測るわけです。この数値が低ければ低いほどコスパが良い(費用対効果が高い)外壁塗装といえます。

 

 

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外壁塗装の耐用年数は「塗料」で決まる!

 

外壁塗装の耐用年数は、使用する「塗料」によってほぼ決まります

 

 

塗料別の期待耐用年数

※画像は塗料別の期待耐用年数

 

 

例えば、選んだ塗料が「アクリル樹脂塗料」なら3〜5年程度、「ウレタン樹脂塗料」なら5〜7年程度といったように、工事する前にある程度の耐用年数が決まってくるのです。

 

塗料のパンフレットや塗料メーカーのウェブサイトにも塗料ごとの期待耐用年数が記載されていますよ♪

 

➡塗料に関する詳しい情報はこちら

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塗料とコスパの関係

 

では今度は、塗料がコスパにどのような影響をもたらすのか、もう少し具体的な例を出しながら考えていきます。

 

外壁面積150㎡のお住まいを塗装した場合の塗料別コスパ表

塗料グレード 耐用年数 m2単価 工事代 コスパ
アクリル塗料 約3~5年 800~1,500円/㎡ 622,500円 124,500円
ウレタン塗料 約5~8年 1,500~3,500円/㎡ 825,000円 103,125円
シリコン塗料 約8~13年 2,500~3,800円/㎡ 922,500円 70,961円
フッ素塗料 約13~18年 4,000~6,000円/㎡ 1,200,000円 66,666円
無機塗料 約15〜20年 4,500~6,000円/㎡ 1,237,500円 61,875円

※m2単価は材工価格(塗料代+工賃)

※m2単価は中央値を採用。耐用年数は最大値を採用。

※工事費は、「外壁面積150㎡ × m2単価」に、足場代・養生・洗浄・付帯塗装・その他諸経費などを加算した仮算出(足場15万+養生・洗浄5万+付帯塗装費15万+諸経費10万=45万円)

 

上の表は、150㎡の外壁面積を塗装した場合の各塗料別の工事代と一年間にかかる費用(コスパ)表です。

 

あくまでも仮算出ですので正確な数字ではありませんが、塗料ごとのコスパを確認する上では十分なデータかと思います。

 

※ラジカル塗料の情報はこちら

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アクリル塗料と無機塗料のコスパ(年次コスト)を比較

 

では、一番分かりやすいアクリル塗料無機塗料を抽出してコスパを比較してみます。

 

塗料グレード 耐用年数 工事代 コスパ
アクリル塗料 約3~5年 622,500円 124,500円
無機塗料 約15〜20年 1,237,500円 61,875円

 

アクリル塗料は一回分の塗装工事代が622,500円と安く済みますが、コスパ(年次コスト)は124,500円と高くなっています。

 

一方、無機塗料は一回分の塗装工事費が1,237,500円とアクリル塗料の2倍かかりますが、コスパは61,875円半分以下になります。

 

つまり、アクリル塗料で塗装すると無機塗料より毎年2倍の費用をかけてメンテナンスをしていることになるわけです。

 

アクリル塗料と無機塗料のランニングコストを比較

 

では、より直感的にコスパの違いを実感するために、今度はアクリル塗料と無機塗料の20年後を比較してみましょう。

 

 

アクリル塗料と無機塗料の20年間にかかる工事代の比較

アクリル塗料と無機塗料の20年間のランニングコストを比較

 

 

上の表は、アクリル塗料と無機塗料で塗装した場合の20年間のランニングコストを算出しています。

 

一度塗装すると20年の耐用年数がある無機塗料に比べ、アクリル塗料はたった5年しか持ちません。

 

結局、アクリル塗料で20年持たせるためには4回の塗装工事が必要となり、20年間のランニングコストを考えた場合、無機塗料の約2倍のコストがかかるわけですね。

 

 

塗料グレード 1年(コスパ) 10年後

20年後

アクリル塗料 124,500円 1,245,000円 2,490,000円
無機塗料 61,875円 618,750円 1,237,500円
差 額 +62,525円 +626,250円 +1,252,500円

(※差額の数値分だけ無機塗料の方が得をしている)

 

このように、長期的な目線で考えていくと、より長く持つ塗料を選んだ方が外壁塗装はコスパが良いといえるわけです。

 

 

外壁塗装のコスパの落とし穴

 

ということで、これまでの話をまとめるとコスパ最強の塗料は一番耐用年数が長いといわれている「無機塗料」ということになります。

 

が、しかしそう簡単でもないのが「外壁塗装のコスパ」なのです。じつは、「外壁塗装は長く持つほどコスパが高い」とも限らないんです。

付帯部の塗装はウレタンで塗るのが常識?

 

というのも、仮に屋根や外壁を無機塗料で塗ったとしてもその他の部位はどうでしょうか。例えば雨樋や破風板、雨戸などの付帯部です。

 

これらの付帯部は、どこの業者も一般的にウレタン塗料で塗装することが多いのです。とすると、屋根・外壁は20年近く持ったとしても付帯部は持って10年程度

 

もちろん付帯部まで無機塗料で塗装すればその心配もなくなりますが、そうなってくると今度は塗料代が格段に高くなってくるわけです。

 

ですから、付帯部まで無機塗料で見積もりしてみていくらになるのか?それでもコスパが高いといえるのか?をチェックしてみないとなんとも言えないところがあるのです。

 

無機塗料は一缶(一斗缶)5〜10万円程度。しかし、付帯部によって色が異なるので、その色の数だけ塗料を頼むとなるとかなりの費用になるんですねー。

 

シーリング(コーキング)の寿命は10年しか持たない?

 

さらにいうと、外壁がサイディングALCパネルのお住まいの場合、外壁と外壁の間にシーリング(コーキング)が施されています。

 

■サイディングのコーキング画像

サイディングのコーキング部(シーリング)

 

 

シーリング材は変性シリコン系でも寿命が約10年といわれていますので、外壁や屋根にいくら長く持つ塗料で塗装したとしても、先にシーリング部が傷んできてしまうことも十分考えられるわけです。

 

 

こうした観点から、現在も外壁塗装の最強コスパ方法についての最適解は見つかっておらず、また塗装業者さんによってコスパについての見解や塗料のベストチョイスが違うわけですね。

 

 

まとめ:外壁塗装の”コスパが良い”とは?

 

ということで今回は、外壁塗装のコスパについての基本的な考え方や、何がどうなればコスパが良いといえるのかといった基準について解説してきました。

 

最後に、改めて本記事の要点をまとめるとこんな感じです。

 

  1. 外壁塗装のコスパは、年次コスト1年間にどれだけメンテナンス費がかかるのか)で測ることができる。※年次コスト=塗装価格÷耐用年数

  2. コスパの高い外壁塗装をするためには、なるだけ長く持つ塗料(耐用年数の長い塗料)を使った方が良いといえる。できれば付帯部も同じ塗料で塗装してもらうと◎。

  3. 外壁がサイディングALCパネルのお住まいは、コーキングが先に痛む可能性があるため、施工してもらう塗装業者と相談しながらベストな塗料を探すべき。

 

 

こういった点を意識しながら見積もりを取ってみて、結果的にどの方法が自宅にとって一番コスパが高いのかを見極めた上で外壁塗装工事を行っていくのが最善策といえます。

あとは、当たり前のことですがしっかりとした塗装工事をしてもらえるかです。いくら長く持つ塗料を使っても工事自体がずさんならコスパも当然下がりますからね。

 

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