2回塗りは手抜き?4回塗りだから安心?外壁塗装の適正な塗り重ね回数とは?

2回塗りは手抜き?4回塗りだから安心?外壁塗装の適正な塗り重ね回数とは?外壁塗装

手抜き工事を見抜く目安にもなる外壁塗装の塗り重ね回数

 

  • 2回塗りは手抜き?
  • 3回塗りで大丈夫?
  • 4回塗りだから安心?

 

しかし、正直素人ではどれが正解なのか分かりませんよね?

そんな方のために、今回は「適正な塗り重ね回数」についての仕組みをわかりやすく解説していきます。

 

本記事の筆者

・不動産業界6年
・住宅塗装業界16年

悪しき習慣が染みついた外壁塗装業界に疑問を持ち、独立起業。
営業、現場管理、会社経営に至るまでの経験を活かし、様々な角度・視点から正しい情報を発信中。

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外壁塗装の工程数は3回塗りが一般的

外壁塗装の工程数は3回塗りが一般的

外壁塗装(屋根塗装も含む)の一般的な塗り重ね回数は3回塗りです。

 

下塗り⇨中塗り⇨上塗りがスタンダード

 

下塗りとは、現在の劣化している塗装の表面をしっかり固める土台作りであったり、これから塗る塗料が密着しやすくする為のものであったりします。

 

例えば、モルタル壁はひび割れが起きやすい特性があるので、弾力性のあるフィラー系下塗り材を使用してヒビ割れを抑えたり、サイディング外壁であれば、シーラーといわれる浸透性のある下塗り材を使い、現在の塗装表面を固め密着・安定させる役割があったりします。

 

中塗りと上塗りは、基本的に同じ種類のメイン塗料を使い、2度塗ることで塗装の表面に厚みを持たせ、耐久性や防水性を高めていきます。代表的な塗料でいえば、シリコン樹脂塗料やフッ素樹脂塗料などがそれにあたります。

 

外壁塗装は多く塗り重ねればいいというわけではない

 

別の会社は4回塗ってくれると言ってたけど、おたくの会社は3回塗りしかやってないの?

 

たまにそんなことをいわれるお客様がいますが、じつのところ塗り重ね回数と耐久性は比例しません

むしろ塗料には適正な塗り重ね回数というのが設定してあり、ヘタに塗り重ね回数を増やせば、逆に剥離やハガレ・ヒビ割れといった不具合につながることがあります。※塗料カタログに推奨する工程数の記載あり

 

ですから、理由もなくむやみやたらに「多く塗れば良い」というものではありません。

 

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塗り重ね回数が特殊なケース(2回塗り・4回塗り)

では次に、「2回塗りや4回塗りをしないといけないケースとはどんな時なのか?」という点について。

 

理由が分からずに塗装業者の言いなりで工事をすすめることほど危険なものはありません。

 

  • なぜ2回塗りで済むのか?
  • なぜ4回塗らないといけないのか?

 

しっかりと理解・納得することは、失敗しない外壁塗装につながりますので、ぜひ覚えておきましょう。

 

2回塗りの特殊なケース

2回塗りの特殊ケースは以下3通り

 

  1. クリア塗装をする場合
  2. コスパ重視型の新塗料
  3. 手抜き工事



まず一つ目のケースが「クリア塗料」を塗る場合です

これは、外壁がタイル・レンガ調のデザイン柄をほどこしてあるサイディングによく使用される無色透明な塗料で、現在の外壁デザインをそのままに塗装したい時に使う塗料です。クリア塗装は2回塗り仕様になっていることが多い塗装です。

 

二つ目は、コスパ重視の新塗料の場合です

最近では『少しでも安く良い塗料をしたい』というお客さんの要望に応えるカタチで、各塗料メーカーは、塗り重ね回数が2回で済むというコスパ重視の塗料が開発されています。ただし、あくまでもコスパを目的とした塗料ですから、性能的には3回塗り塗料の方が間違いなく上です。

 

三つ目は、手抜き工事

これは説明するまでもありませんね。3回塗らないといけないところを、業者の手抜により2回しか塗らないという、ありえないケース。今ではそういったことをする塗装業者は減りましたが、一昔前までは平気な顔してこうした手抜をする工事業者がいたのは事実です。手抜きの多くは、契約時に3回塗りの約束が2回塗りにされていた、というケースがほとんどです。

 

4回塗りの特殊なケース

4回塗りをするケースはかなり複雑な要素が絡んできますので、ここでは代表的なものだけをピックアップしていきます。

 

  1. スキン塗装をしている外壁の場合
  2. 劣化が激しい外壁の場合
  3. 色が止まらない場合(前の外壁の色が透けてしまう)

 

スキン塗装とは、細かくした小石などをちりばめた塗料のことで、年数が経過すると手で触るだけでポロポロと剥がれ落ちてきます。そのまま塗ると塗料は一緒に剥がれ落ちてきますので、下地を固めて強化する目的で一工程増やして4工程(4回塗り)をします。

 

続いて、既存の外壁表面の劣化が激しい場合も同様です

悪くなった状態の外壁に、いくら良い塗料を塗ったところで意味がありません。まずは下地を強化するところから始めないといけないわけです。これらの判断は素人目にはわからないので、しっかりと専門家(塗装業者)に見てもらい判断してもらうのが良いでしょう。

 

最後に、色が止まらないケース

”色が止まらない”とは、もともとの外壁の色が塗装しても透けてしまうことを指し、今の外壁の色が濃い場合や、新しく塗る色が白色(薄い色)の場合によく発生します。その場合は状態を見て4回塗りをおこなう場合があります。

 

まとめ:外壁塗装の適正な塗り重ね回数とは?

まとめ:外壁塗装の適正な塗り重ね回数とは?

今回は外壁塗装の「塗り重ね回数」に焦点をあて、いろいろな特殊ケースなども解説してきましたがいかがだったでしょうか。



外壁塗装工事は、お住まいの状態次第でその工事内容がガラッと変わってくるもの。

同じやり方などひとつもなく、常にあなたのお住まい用にカスタマイズするものなのです。

 

そこで大事になるのが、「なぜそのような工事をする必要があるのか?」といった理由を知ることです。



例えば、塗り重ね回数を増やせば工事費(見積もり)も上がるわけです。それでもあえて4回塗りの必要性を説き、提案してくる業者というのは、あなたの家のことを真剣に考えている可能性が非常に高いと考えられます。

 

なぜなら、業者心理としては、できるだけ他社よりも安い金額で見積もりを出したいハズだからです。そちらの方がよりお客さんの目を引けますし、いい加減な業者ならあえてそのことには触れず、涼しい顔して『うちは他社より安くしますよ』とアピールしてきたりします。



どういった工事をするのか?という「内容」だけでなくなぜその工事が必要なのか?といった「理由」についても注視してみる

 

それもまた、外壁塗装の失敗を避けるための一つの方法です。

 

以上、今回は外壁塗装の「塗り重ね回数」についてのお話でした。

 

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