タイル調・レンガ調のサイディングの塗装時期(塗り替えタイミング)に注意!

タイル調・レンガ調のサイディングの塗装時期(塗り替えタイミング)に注意!外壁塗装

今回は、タイル柄やレンガ調のおしゃれなデザイン性の高い外壁「サイディングボード」の塗り替え時期について解説していきます。

 

 

これまで「現在の外壁デザインを生かしたい・残したい」という理由から、透明な「クリアー塗装」をして失敗したお客さんをたくさん見てきました

 

その原因は、「塗り替えるタイミングが遅すぎる」です。

 

 

✔︎ この記事はこんな方に最適な内容です。

  • 今のサイディングのデザイン柄が気に入っている方
  • 外壁のデザインを残したいと考えている方
  • クリヤー塗装を検討している方

 

 

本記事を読むと、サイディングを塗り替える時期で悩んだり失敗することがなくなり、さらに外壁塗装にかかるコストを最小限に抑えることも可能になります。

 

ぜひ参考にしていただき、より上手な外壁塗装工事に繋げてください。

 

「外壁の柄やデザインは塗りつぶしてもかまわない」という方は、こちらの「外壁の塗り替え時期について」をご参照ください。

 

この記事は、商談件数3,000件以上、現場管理300件以上の私自身の経験に基づく内容です。

 

 

 

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タイル調サイディングは、築5〜7年目での塗り替えを推奨!

 

外壁の塗り替え時期は、一般的に10年前後といわれていますが、タイル調サイディング外壁の場合、築5〜7年目という早い段階での塗り替えを推奨します。

 

 

✔︎例えば、下記のようなサイディングです。

 

タイル柄デザインのサイディングボード

 

 

ニチハのタイル調サイディングボード

出典:ニチハ

 

ニチハのレンガ調サイディングボード

出典:ニチハ

 

ニチハの石彫柄サイディングボード

出典:ニチハ

 

どれも個性的で、おしゃれな外壁サイディングですよね。

 

こういったデザイン性の高いサイディング外壁材は、「クリヤー塗料」を塗ることで、現状のおしゃれなデザインを塗りつぶすことなく、そのままに塗り替えることが可能になります。



でも、この「クリヤー塗料」でもっとも注意しなければいけないのが、「塗り替え時期・タイミング」です。

 

外壁塗装のタイミングを見誤ると、必ず後悔することになります。

 

 

タイル調サイディングを築10年未満で塗装するべき3つの理由

 

では、なぜデザイン性の高い外壁サイディングの場合、5〜7年という早い築年数で塗装したほうが良いのか?

 

これには以下3つの理由が挙げられます。

  1. クリアー塗装は無色透明
  2. サイディングが色あせしてしまうと元には戻せない
  3. コーキングを全面打ち替えする必要が出てくる

 

各項目を具体的に説明していきます。

 

 

クリアー塗装は無色透明

 

クリアー塗装とは、名前の通り無色透明の塗料で、現在のおしゃれな外壁のデザインを塗りつぶすことなく、そのままにサイディングをコーティング保護することができるという、とても優れた塗料です。

 

しかし逆にいえば、現在外壁に出来た痛みや色あせといった症状もまた、そのままの状態で仕上がってしまうということです。

 

しかも、雨樋や雨戸といった外壁以外の部分は、色付きの塗装をして新築時の輝きを取り戻しますので、よけいに外壁の色あせが目立ちます。

 

 

本来、きれいな外壁デザインを残したかったが為にクリアー塗装をしたはずが、逆に古びたサイディングを浮き彫りにしてしまうという、なんとも本末転倒な事態になってしまいます。

 

 

サイディングの色あせは元には戻らない

 

色あせした部分は直してから塗装すればよくない?

 

と思う方もいるかもしれませんが、いったん色あせてしまったサイディングの外壁デザインは元には戻すことができません。



サイディングのデザイン柄は、焼き付け塗装といって、工場で特殊な加工を施して複雑な色を作り出していますので、現場の塗装で直せるようなものではないのです。

 

 

ですので、「お住まいをいつまでもきれいな状態で維持したい」のであれば、色あせなどで見た目が悪くなる前に、つまり築5〜7年目のまだサイディングが綺麗な段階でのクリアー塗装が必須になってくるわけです。

 

 

コーキング「全面打ち替え」をしなくてはいけないケースも

 

また、タイル調・レンガ調のデザイン性の高い外壁サイディングは、塗り替えのタイミングが遅れると、コーキング(シーリング材)の全面打ち替えが必要になるケースもあります

 

コーキング(シーリング材)とは、サイディング外壁の継ぎ目(目地)にある、ゴムのような素材で出来た弾力性のある部位のことです。

 

 

コーキング(シーリング材)は、築5〜7年ぐらいから徐々にひび割れが発生して、約10年で外壁との間に隙間ができはじめます。

 

そのため、通常は外壁塗装をする時に「増し打ち」といって、ひび割れしたコーキングを部分的に補修して、その上から塗装をするわけですが、クリアー塗装の場合はそうはいきません



なぜなら、クリヤー塗料は色がつきませんので、補修した箇所と補修していないコーキング箇所の色が違い、ツギハギしたような見た目になります。

 

 

対策としては、痛んでいないコーキング部まですべて新しく打ち替えて色を統一する方法がありますが、そうなると少なくとも15〜30万ほどの別途工事費が必要になるでしょう

 

【補足情報】
コーキング材(シーリング材)にもカラーバリエーションがあり、色も選べますが、仮に同じ色のコーキングを使ったにしても、劣化したコーキングの色と新しいコーキングの色では仕上がりに若干の差が出ます。

 

 

関連記事 コーキングの「打ち替え」と「増し打ち」の違いについてはこちら

 

 

まとめ:タイル調・レンガ調のサイディング外壁の塗装時期(塗り替えタイミング)

 

今回は、デザイン性の高いサイディング外壁の塗り替え時期について解説してきました。

 

 

本記事のポイントをまとめると

 

  • サイディングの塗り替えでクリアー塗装を使うなら、築5〜7年目での塗り替えを推奨

 

 

✔︎サイディングを早めに塗装するべき理由。

  1. クリアー塗装は無色透明なので、「色あせ」などの痛みは消せない。

  2. サイディングのデザイン柄は、いったん色あせてしまうと元には戻せない。

  3. 塗り替えのタイミングが遅くなればなるほど、外壁塗装にかかる費用は増える。

 

 

✔︎「目に見える痛みが出る前に外壁塗装をする」ことで得られるメリット

  1. きれいなサイディングのまま長期間持たせることができる

  2. 外壁塗装に必要な工事費も最小限に抑えることができる

 

ぜひ参考にしていただいて、最適な塗り替えのタイミングで後悔や失敗のない外壁塗装を。

 

 

関連記事 外壁の状態チェックに関してはこちらを参照ください。

 

 

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