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鼻隠し?軒天ってどこ?外壁塗装で知っておくべき「部位・名称」を写真付きで解説

外壁塗装

 

雨樋や雨戸は分かるけど…
鼻隠し?

軒天ってどこのこと?

 

見積書を見ながら、そんな疑問をお持ちではありませんか?

 

 

本記事では、外壁塗装工事の見積書の項目でよく目にする「お住いの各部位」について、画像付きでわかりやすく紹介していきます。

 

外壁塗装工事において、屋根・外壁以外に「どこまで塗ってもらえるのか?」という点は、見積もりを比較する上での必須項目です。そのために知っておくべき知識が「部位名称」です。

 

 

✔︎ この記事はこんな方に最適な内容となっています。

  • 外壁塗装初心者の方
  • これから外壁塗装の見積もりを取ろうと考えている方
  • 現在見積もりを比較している方

 

ではさっそく説明していきます。

※知りたい項目がある方は、目次ページから移動できますよ。

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軒裏天井(のきうらてんじょう)

 

軒裏天井(のきうらてんじょう)とは、外壁から飛び出した屋根の裏側のことをいいます。

 

「軒天ボード」や「上げ裏天井(あげうら)」などと表記されることもあります。

 

軒裏天井

 

 

軒裏天井は、雨風から外壁を守ってくれたり、窓からの雨の侵入を防いでくれたりと、ある意味「傘」のような役割をしてくれています。

 

裏側にあるため、そこまでの痛みは出にくい部位なのですが、通常は屋根・外壁と一緒に塗装します。

 

理由は、足場がある時じゃないと塗装できない(特に2階)部位だからです。

 

 

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破風板(はふいた)・鼻隠し(はなかくし)

 

破風板鼻隠しとは、屋根の先端にある板のことをいいます。

 

破風板・鼻隠し

 

 

画像を見てもらうと分かりますが、「破風板」と「鼻隠し」は、同じような場所で分かりづらい部位です。

 

そんな時は、「雨樋の裏側にあるのが鼻隠し」と覚えておきましょう。



破風板や鼻隠しは、一般的に「木」や「圧縮ボード」などの素材で出来ていますので、こちらも外壁塗装と合わせて塗装するようにしましょう。

 

破風板が腐らないように、たまに板金(ガルバリウム鋼板など)を巻いてある場合もあります。その場合は、塗装した方が良いかどうか、塗装業者(見積もり業者)に確認してみましょう。

 

 

雨戸(あまど)・戸袋(とぶくろ)

 

雨戸とは、雨風から窓を守るための金属板です。

戸袋とは、雨戸を収納するBOXのことです。

 

 

雨戸・戸袋

 

雨戸は左右に稼働しますが、戸袋は固定されているため動きません。



雨戸表面の素材は「鉄」で出来ていることが多く、放置しておくとサビがきますので、こちらも外壁塗装と合わせて塗装するようにしましょう。

 

ごく稀に、アルミ製の高級雨戸がありますので、その場合は塗装不可です。
塗装業者も把握しているとは思いますが、念の為自身で確認しておきましょう。見分け方は、磁石がつけば「鉄」、つかなければ「アルミ」です。

 

 

雨樋(あまどい)

 

雨樋とは、屋根・外壁などを流れる雨水をまとめて排水させる部位のことです。

 

樋(とい)は、地域によって「とゆ」とか、「とよ」と呼ばれることもあります。

 

雨樋(竪樋・軒樋)

 

  • 縦にしてあるのが縦樋(たてどい)、または竪樋(たてどい)とも言います。
  • 横に寝かせているのが横樋(よこどい)、または軒樋(のきどい)です。

 

雨樋の素材は、塩化ビニール(プラスチック製品)で出来ているため、本来は消耗品(悪くなったら新しく取り替える)なんですが、屋根や外壁と一緒に塗装することが多いです。

 

理由は、屋根や外壁がキレイになると、雨樋の古さ(色あせ)がよけいに目立ち、なんとも言えない残念な仕上がりになるためです。

 

【補足情報】

純和風の立派なお住まいなどで、ごく稀に銅(どう)で出来ている雨樋があります。その場合は、基本的に塗装しません。銅の雨樋は、叩くと金属音がします。

 

 

庇(ひさし)・小庇(こひさし)

 

(ひさし)とは、窓の上や勝手口の上などにある、日除け・雨よけ用の小さい屋根のことをいいます。

 

小庇

 

こちらも、外壁塗装と合わせて一緒に塗装する部位になります。

 

 

ベランダ笠木(かさぎ)

 

ベランダ笠木とは、ベランダの手すりの上に被せてある金属部のことをいいます。

 

ベランダ笠木

 

ベランダ笠木の素材は、「」と「アルミ」があります。

 

「鉄」は、劣化するとサビが発生して穴を空けたりしますので、塗装する部位です。

一方「アルミ」の笠木は、塗装しても1〜2年で剥がれてきますので、基本的に塗装しません。

 

【補足情報】

笠木の素材が分からなければ、磁石で確認できます。磁石がくっつけば、その笠木は「鉄」で出来ているので、塗装可能となります。アルミであれば磁石はくっつきません。

 

 

帯(おび)・幕板(まくいた)

 

幕板(まくいた)とは、1階と2階の境界あたりに、外壁を横にぐるりと一周巻いてある仕切り板のことです。

 

地域によっては、胴差し(どうさし)や、帯板(おびいた)、化粧板(けしょういた)などと呼ばれることもあります。

 

幕板・胴差し

 

こちらの画像は、ダイワハウスのお住まいですが、幕板が2本あるタイプです。

 

幕板の素材は、「木」や「圧縮ボード」で出来ていることが多く、こちらも外壁と合わせて塗装するのが一般的です。

 

 

基礎(きそ)

 

基礎(きそ)とは、地面と建物との間にあるコンクリートで出来た部位です。

 

建物の基礎



基礎の塗装については、業者により見解はさまざまですが、個人的には塗装をおすすめしません

 

理由としては、基礎はもともと家の湿気を外に逃がす役割があるためです。

塗装しまうことで密閉状態になり、床下は通気性が悪くなります。

 

なぜ新築時に、基礎だけ塗装されていないのか?

それがすべてを物語っています。

 

【補足情報】

最近では、通気性の良い基礎専用塗料なども出てきましたが、目的は美観(見た目)をよくする為だけにすぎません。仮に塗装するにしても、基礎を保護する機能は、ほぼ無いと考えておいた方が良いでしょう。

 

 

水切り(みずきり)

 

水切り(みずきり)とは、外壁と基礎との間にある金属製の部位です。

 

水切り



水切りは、外壁につたって流れる雨水が、直接基礎に当たらないようにする役割を持っています。

 

素材は、「鉄」や「アルミ」などの金属で出来ています。

これも先ほど同様に、鉄なら塗装可能で、アルミなら塗装が出来ない部位になります。

 

 

面格子(めんごうし)

 

面格子(めんごうし)とは、窓の外側に取り付けてある金属の柵、または木製の柵(さく)のことです。

 

取り付けると室内が見えにくくなるので、「目隠し」といわれたりもします。

 

面格子・格子


こちらの画像は、「アルミ製」の面格子ですので、塗装はできません。

 

最近のお住まいは、「アルミ製」が多いですが、和風のお住まいや、築年数が古いお住まいは「木製」の面格子が使われていることがあります。

面格子が「木製」なら、外壁と一緒に塗装しましょう。

 

 

まとめ:外壁塗装で知っておくべき「部位・名称」

まとめ:外壁塗装で知っておくべき「部位・名称」

 

今回は、外壁塗装で知っておくべき「部位の名称」や「塗装の有無」などについて解説してきました。



普段なかなか聞きなれない専門用語ばかりで、外壁塗装ってめんどくさいなぁなどと、ちょっと嫌気がさしたりするかもしれませんが、ここが成功するか否かの境目です。



繰り返しますが、「見積もり項目」や「どこまで塗ってくれるのか?」といったことが分からないまま外壁塗装工事を進めてしまうほど怖いものはありません。

 

ですから、基本的な塗装の知識と情報を持った上で、外壁塗装工事を行いましょう♪

 

 

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最後に、これから見積もりを取る方や、もうすでに取った方も、一度は目を通しておいてほしい記事をご紹介しておきます。

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