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外壁塗装の訪問販売業者が高い理由と、利益の仕組みを元営業マンが解説

外壁塗装の訪問販売業者が高い理由と、利益の仕組みを元営業マンが解説 塗装業者の選び方

今回は、「外壁塗装の訪問販売」にテーマを絞り、その費用価格や利益の仕組みついて解説していきます。

 

「外壁塗装の訪問販売」と聞くと

  • あやしい
  • 危ない
  • 騙される
  • 高い

など、ネガティブなイメージを持たれる方も多のではないでしょうか?

 

でも、なかには一生懸命まじめに頑張っている訪問販売会社もいます。

まぁ、悪いことをする人間ってのは、訪販に限らずどこにでもいるってことです。

 

本記事では、長年この業界で勤務している私の実体験をもとに、外壁塗装の訪問販売業者が高い理由や、その仕組みなどを分かりやすく解説し、さらにいざ工事するときに外壁塗装の訪問販売に工事依頼するのはアリかナシか?といった業界人だから言える突っ込んだ話までしています。

 

ぜひ外壁塗装を行う際の参考にしてみて下さい。

 

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外壁塗装の訪問販売業者が高い理由

外壁塗装の訪問販売業者が高い理由

 

外壁塗装の訪問販売が高い理由は、以下2点です。

  1. 利益が占める割合が高い
  2. 中間マージンがかかる

 

 

中間マージンもいってみれば利益。売上全体に対して利益の占める割合が高いのが、外壁塗装の訪問販売会社の特徴です。

 

 

外壁塗装の訪問販売会社のコスト比率

外壁塗装の訪問販売の売上金内訳

※上記グラフは、以前勤めていた外壁塗装の訪問販売会社の売上比率を参考に作成しています。

 

 

上図では利益率45%ですが、訪問販売会社の利益率はだいたい30〜60%の間。仮に100万の外壁塗装ならば30〜60万円が利益となります。

 

 

ちなみに、地元塗装屋(職人会社)の利益率は約15〜25%、ハウスメーカーでも30%前後ですから、外壁塗装の訪問販売業者がいかに高い利益率かがお分かりいただけると思います。

 

 

では、なぜ外壁塗装の訪問販売会社は、そこまで高い利益率を取る必要があるのでしょうか?

それには、明確な理由があります。

 

 

販管費・人件費がかかる

 

まず、外壁塗装の訪問販売会社には仕事をもらえる「ツテ」がありません。

 

 

例えば、ハウスメーカーなら新築を建ててもらった顧客がいます。

塗装専門の職人会社ならば、付き合いのある大手企業(元請け)からの仕事依頼があったり、横のつながりから「ヘルプ」といって、会社間での職人(社員)の貸し借りをすることもできます。

 

 

しかし、外壁塗装の訪問販売会社には何もありません。

 

会社を存続させるためには、自力で新規のお客さんを捕まえ続けていかなければいけないのです。

 

 

例えば、営業マンを雇って家を一軒一軒訪問してまわったり、テレフォンアポインターを雇い電話でアプローチしたり、TVCMやチラシ広告をうって宣伝してみたり。

 

となると、どうしても莫大な販売管理費や人件費がかかってきちゃうんですね。

 

 

それが、外壁塗装の訪問販売会社が高額な利益を確保しないといけない最大の理由です。

 

 

中間マージン(手数料)がかかる

 

そしてもう一つ、外壁塗装の訪問販売会社が高い理由が「自社で施工しない」点です。

 

 

これはハウスメーカーや工務店も同じですが、工事は地域の塗装職人会社に任せて、自社は現場の管理に徹する形態です。

 

となるとかかってくるのが「中間マージン」という費用(手数料)ですね。

 

 

任せた会社側(元請け)も、任された会社側(下請け)も、とうぜん利益がないと工事しませんので、ダブルで利益がのせられます。

 

それが、外壁塗装の訪問販売会社が高い二つ目の理由です。

 

 

外壁塗装の訪問販売会社の企業努力もすごい

外壁塗装の訪問販売会社の企業努力もすごい

 

しかし、『外壁塗装の訪問販売会社は自社の利益ばかりを追い求めているから信用ならない』というと、意外にそうでもなかったりします。

 

というのも、もちろん利益はしっかりと確保しないといけないんですが、それをすべてお客さんから戴くようにするのではなく、その他の経費を最小限に抑えることでなんとか利益を確保できないか?と努力している優秀な会社も中にはあるんです。

 

その代表的な例をいくつか紹介しておきます。

 

 

塗料代の大幅コストダウン

 

外壁塗装の訪問販売会社の代表的な企業努力が、塗料のコストダウンです。

その代表例が、オリジナル塗料(OEM)ですね。

 

オリジナル塗料(OEM)と聞くと、なかなか良いイメージを持たない方も多いと思いますが、普段あなたが日常で購入している商品の多くはOEM商品です。大手企業になればなるほど、製品は別会社が製造しているものになります。

 

OEMの目的は、他社との差別化を図るため、そしてオリジナルブランド化することで容易に比較できないようにさせるため。

そしてもう一つの理由が、一つの製品を大量に扱うことによって仕入れコストを下げることです。

 

これが外壁塗装の訪問販売会社でいうところの「オリジナル塗料」であり、塗料コストを下げて利益を確保するための企業努力です。

 

中には、本当に高品質な塗料を、通常相場では考えられないほどの安さで提供している会社もありますよ。

 

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下請け会社の工事代コスト削減

 

続いて、外壁塗装の訪問販売会社が行なっているもう一つの企業努力が、下請け業者に支払う「工事代」のコスト削減です。

 

「工事コストの削減」と聞くと、

  • ちゃんと金額を払わないと下請け業者がかわいそう
  • 無理やり工事やらせてるんじゃないの?
  • 安くしすぎて手抜きとかされたりしないの?

などと心配される方も多いと思いますが、外壁塗装の訪問販売会社は一月にかなりの工事件数を受注しているため、下請け業者としては一番恐れている仕事の途切れがほぼありません。

 

ようするに元請けの信頼を勝ち取りさえすれば、黙っていても仕事が入る、とても美味しい仕事なのです。ですから、多少工事代が安かったにしても、一軒単価よりも数で儲けて、お互いWIN-WINの関係が築き上げられるのです。

 

外壁塗装の訪問販売会社の中には、こうしたコスト削減の企業努力をしながら頑張っている企業もあ流ということです。

 

 

まとめ:訪問販売業者に外壁塗装工事を依頼しても大丈夫か?

まとめ:訪問販売業者に外壁塗装工事を依頼しても大丈夫か?

今回は、外壁塗装の訪問販売会社がなぜ高いのか?その理由について紹介してきました。

 

 

本記事の訪問販売業者の実態は、私自身の実体験をもとに書いていますので、業界人ではないとなかなか知り得ない情報だったりします。

 

とはいえ、訪問販売会社で外壁塗装工事を依頼するのは、個人的にはあまりおすすめしません。

 

というのも、今回紹介したように良い訪問販売会社もいるんですが、それでもやはりお客さんを騙すような仕事をする会社もいまだに存在しているためです。

 

正直なところ、それを見極めるのはなかなか難しいと思いますので、多少外壁塗装の知識がある方、もしくは有識者が身近にいる方以外は、訪問販売業者で工事することはやめた方が無難かなと思います。

 

 

当サイトでは、他にも「外壁塗装を判断する上での基準」となる、役立つ情報をお届けしていますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい♪

 

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