外壁塗装の外壁面積(平米数)なぜこんなに違う?その理由と正しい計算方法

見積もり

✅ 外壁塗装をしようと思い立った時の行動パターン

  1. まずは、数社見積もりを取ってみる
  2. 出てきた見積り金額の違いに悩む
  3. どの項目が違うのか、見比べてみる
  4. 結局分かったのは、見積もり金額が安いか高いかぐらい

 

今回は、外壁塗装の相見積もりを取ると、大抵だれもが疑問に思う「なんで業者によって塗装の外壁面積(㎡数)が違うのか?」にフォーカスして、分かりやすく解説していきます。

 

本記事は、こんな疑問や悩みを持った方に適しています。

 

『外壁塗装の相見積もりを取ってはみたものの…』

  • どうして塗装業者によって外壁面積が違う?
  • 正確な外壁面積はどうすれば分かる?
  • 坪数計算と㎡数計算はどう違う?
  • 外壁面積が違うとなにがまずいの?

 

この記事を最後まで読むと、外壁塗装の知識がまったくない方でも、各塗装業者が見積もりした「外壁面積(㎡数)の違いの理由」や、「正確な外壁面積の出し方」が分かり、さらに「優良な外壁塗装業者を見分けることも出来る」ようになり、外壁塗装業者を選ぶのに必ず役立ちます

 

ちなみに本記事は、外壁塗装業界20年以上の現役である私自身が、これまでの経験を基に書いています。

 

塗装業者により見積書の外壁面積(㎡数)が違うのはなぜ?

なぜ、外壁塗装の見積もりを取ると、業者により外壁面積が違うのか?

 

結論から言うと、塗装者により外壁塗装面積(㎡数)の「測り方」が違うからです。

もっと平たく言うと、それだけ適当に測っている塗装業者がけっこう多い、ということです。

 

ちなみに、塗装でいう外壁面積の誤差は、だいたい15㎡程度です。

このぐらいの誤差は、経験上やむを得ないかな、と思います。

 

逆に、外壁面積に20㎡とか30㎡以上の差がある場合は、ちょっと何かがおかしいかな、と思った方がいいかもしれません。

 

では、実際どういった外壁面積の測り方があるのか、例に出して順に解説していきます。

これを知っておけば、今後見積もりをしてもらった業者が、どういった姿勢で塗装工事をする業者なのか、見積もり段階で、ある程度予測することが出来るようになります。

 

見積もり作成時の外壁面積の出し方①「建て坪(床面積)計算」

まず、坪数(建物延べ床面積)計算の見積もりですが、この測り方はまったく当てになりません。

ザックリどんぶり勘定業者で信用できません。

 

その理由は非常にシンプルで、塗装をする場所は外壁(屋根)であり、床ではないから」です。

 

たまに坪数に当てにならない係数をかけて、あたかも当たり前のように見積もりする塗装業者もいますが、これも普通ではありません。

 

更には、ネットでも「坪数別の塗装工事価格、相場表」といったような情報を載せたサイトをよく目にしますが、外壁面積と床面積はまったく比例しないので、デタラメもいいところ、なんの目安にもなりません。

 

坪数で計算する見積もりや相場などは、お客さんをダマす一昔前の悪徳テクニックであり、正直私ども塗装業界人からすれば完全なタブー行為」です。

 

実際に坪数計算で見積もりを作る塗装業者など、私の周りには一人もいません。

 

見積もり作成時の外壁面積の出し方②「目測積算」

「目測積算」とは、メジャー(測り)などを一切使用せず、手や足、目を使って感覚で外壁面積を測る方法です。

これは説明するまでもないでしょう、デタラメです。

 

こういった塗装業者が良く言うセリフが

『私どもプロですから、だいたい家を見れば外壁面積ぐらいパッと分かるんですよ~♪ 』

です。

間違っても「さすがプロは違うなぁ!」などと感心してはいけません(笑)

普通に考えたら分かりと思いますが、そんなのはありえません

 

ちなみに、私自身20年以上見積もりしてきていますが、パッと見ただけで正確な外壁面積など分かりません(笑)

分かるのは、「このぐらいお金をもらっとけば、まず損はしないだろうな」というどんぶり勘定計算ぐらいです。

 

見積もり作成時の外壁面積の出し方③「建物立面図から算出」

こちらは、建築確認申請書の中の「建物立面図」で外壁面積を算出します。

建物の立面図から積算する方法は、一番正確に見積もり出来る測り方です。

 

注意するべきところは、図面と実際の家の大きさや窓の数が違っていることがあるところです。

ですから、塗装業者は実際の家を見ながら、その図面が正確かどうかを確認していくのが鉄則です。

 

見積もり作成時の外壁面積の出し方④「実測から積算」

こちらは、家に直接メジャーなどをあてて、外壁面積を計測するやり方です。

多少の誤差が出ますが、許容範囲内で、ほぼ正確に測ることが出来ます。

 

築年数がある程度経過している古いお住まいや、中古でお住まいを購入された場合などは、建築図面(立面図)がないこともありますよね。

そういった場合には、実測して外壁面積を積算します。

 

手慣れた職人ならば、30分もあれば積算できるでしょう。

 

以上が、外壁面積の計算方法④パターンです。

 

なぜ見積もりの外壁面積(㎡数)が塗装業者によって違うのか【まとめ】

見積もりにおける外壁面積の代表的な測り方「④パターン」を説明してきましたが、「なぜ外壁面積が塗装業者により違うのか」の理由をお分かりいただけましたか。

塗装業者ごとに測り方が違うので、外壁面積(㎡数)が違って当然ですよね。

 

ここまで読むと、もうお分かりだと思いますが、その見積もり業者が「どういった外壁面積の積算方法をしていたか」で、「その業者がどのくらい信頼できるか」が見えてきます。

 

「外壁面積の測り方」から、その業者の信頼度を知ることが出来る

 

ちなみに、見積もりの外壁面積は、塗装する部分のみを算出して、見積もり計算するのが一般的です。

 

例えば、玄関ドアや窓など、塗装をしない部分は、全て外壁面積から差し引いて㎡面積を出します。

 

ですから、古い和風のお住まいなどは南面に窓が多く、実際に塗装する外壁面積は少なくなります。

 

一方で、最近のお住まいは、比較的窓を減らして建てられている傾向がありますので、塗装する外壁面積が広かったりします。

 

仮に、上記お住まいが坪数が同じお住まいだったにしても、家のタイプにより軽く20~30㎡違ってきたりする訳です。

 

それに、1F、2Fなどの外壁の高さも、今と昔ではかなり違います。

外壁面積は、「外周×高さ」ですから、その差は更に大きくなります。

 

塗装の外壁面積(塗布面積)とは
⇒ 窓や玄関ドアなどの塗らない面積を除いた、外壁面積のこと

 

こうして考えていくと、坪数を基準に外壁面積を計算する方法など、まったく当てにならないことが良く分かると思います。

 

見積もりの外壁面積が違うと、何がまずいのか、どういったリスクがあるのか。

では次に、「外壁面積が違うとどういったリスクになるのか」について解説していきます。

これを知ることで、塗装見積もりの外壁面積がいかに大切かが見えてくると思います。

 

例えば、『外壁面積が違ってても、結果的に見積金額が安ければ、あとは業者の責任だから別に問題ないんじゃない?』と、思ってしまいがちですが、実際のところ、そう簡単な話ではないんです。

 

外壁面積が違うと、こういった問題に繋がります。

  1. 結果的に、外壁塗装工事の見積もり金額が上がる

  2. 必要な塗料缶数が計算できていない為、まともな外壁塗装工事をしてもらえない可能性がある

 

では、次項でそれらを分かりやすく説明していきます。

 

外壁塗装工事の見積もり金額が上がる

外壁面積を正確に出さない塗装業者の見積もり金額は、間違いなく高くなります。

 

外壁塗装工事価格は、おおむね外壁面積(㎡数)に比例します。

どのくらい塗装する面積があるかで、塗装工事費も変わってくるということです。

 

しかし、ちゃんとした計測もせずに見積もりを出す塗装業者であれば、たまに損するケースも出てきたりするんではないか?と思いますよね。

見積もり金額が安く出て、逆に得したりすることもあるんじゃないかと。

 

しかし、残念ながらそういったことは、まず無いと思ってください。

 

どういうことかというと、仮に外壁面積を見誤っていたとしても、絶対に損しないように調整して見積もりを作ります。

ようするに、塗装工事の「総額」で損しないように数字を合わせてくるんですね。

 

ですから、坪計算や目測などで外壁面積を計算する塗装業者の見積書は、他業者の見積書よりも大幅に㎡数が違っていたり、極端に㎡単価が高かったりする訳です。

 

ゆえに、見積金額が上がり、結果的にお客さんが損をしている、ということです。

 

必要な塗料缶数が計算できていない為、まともな外壁塗装工事をしてもらえない可能性がある

実はこちらの方が、非常に深刻な問題です。

 

外壁塗装業者が見積もりを作る上で、正確な外壁面積が欠かせない理由の一つに「その家に必要な塗料缶を知る、という目的」があげられます。

 

塗料には通常「これくらいの面積に対して、これくらいの塗料を塗ってくださいね」という決まりがあります。

この決まりのことを「標準塗布量」といいます。

これは、どの塗料カタログにも必ず記載されています。

 

ですから、外壁塗装業者はお客さんのお住まいの外壁面積を正確に割り出して、下塗り塗料が〇缶、中・上塗り塗料が〇缶、といったかたちで、塗料の必要缶数を把握しないといけません。

 

なぜなら、必要塗料缶数が分からなければ、ちゃんとした塗装工事が出来ないからです。

 

しかし、「正確な外壁面積が分からない」となると、使用する塗料の缶数すら目分量(勘)で工事をしてみる、というカタチになるわけですね。

 

✅ 仮に塗料が足りなかったら、どうなるか。

お客さんに追加金の話がきます。

でも、それはまだ良いほうです。

 

一番怖いのは、塗料が足りないにもかかわらず、そのまま黙って塗装工事を進められてしまうことです。

要するに、「塗料を薄めてごまかして工事される」、ということです。

これだけは絶対に避けないといけません。

 

【まとめ】外壁塗装の外壁面積(㎡数)なぜこんなに違う?

さて、今回は塗装の外壁面積について一通り解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

 

たかが外壁面積、されど外壁面積。

 

業者から出された見積書の外壁面積ひとつで、「その塗装業者がどういった工事をする業者なのか」まで見えてきます。

 

塗装業者の「見積もりの作り方」「外壁面積の測り方」を知ることが、外壁塗装を成功させるポイントのひとつになりますので、ぜひ各塗装業者の見積書の外壁面積(㎡数)に注目して、思いのままの外壁塗装工事を行ってください。

 

外壁・屋根塗装の見積もりを取る前に、こちらの記事を是非読んでください。

長年この業界で仕事している業界人だから伝えられることがあります。

 

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