✔ 外壁塗装の見積もりを数社取って、依頼する会社を絞り込んだはいいけど…
- 他の業者さんに どう断ればいい?
- なんて断ればいいか 知りたい。
- カドが立たない断り方ってある?
- 考えただけで すごく気が重くなる。
今回、こんな悩みを抱えている方に適した記事になります。
今回解説するのは、「外壁塗装の見積もりをしてもらった業者に対しての断り方」となります。
見積もりを依頼する時は簡単ですけど、それを断るときはなかなか難しいし、気が重いものですよね。でも、これを実践すれば、「見積もり依頼した業者への断りの悩み」は、ほぼ解消できます。
なぜなら、外壁塗装業界20年以上の私自身が、実際にお客さんから断られた時の体験、そしてお客さんが感じているリアルな悩みを基に、記事を書いているからです。
是非これらを実践して、ストレスをなくして、より良い外壁塗装業者を見つけられるようにしましょう。
外壁塗装の見積もり業者に断る際の連絡方法
業者への断りは出来る限り電話にする
①断りは、出来る限り電話にしましょう。
理由は2つです。
- いち早く返事をしてあげる為です。塗装業界は基本アナログ業界なので、メールなどでは気付かない可能性があります。
- 直接話して断られると、業者もキッパリ諦めがつきます。そして断りを入れた方もスッキリ前を向くことが出来ます。
どうしても断りずらい場合はメールでも可
②それでも「どうしても断りずらい」という場合は、メールでもいいかと思います。
ただし、メールでの断りの場合、業者より確認の電話が掛かってくるケースがありますので、見積もりを依頼する段階で、返事はメールですることを事前に伝えておくのがベストでしょう。
確認の電話を掛ける業者の心理は「ダメだった理由が良く解らない」⇒「自分の説明が良くなかったのかな」⇒「電話かけて聞いてみるかな」です。
断る目的の手紙は避けること
③手紙は非常にお客さんの心を感じられ、断られてもスッキリします。
でも、もし手紙を書くなら、まずは電話で断りの連絡を入れた後が良いでしょう。
なぜなら、業者はお客さんの結論の返事を日々心待ちにしています。
ですから、結論が出た時点で、手紙よりもまず連絡してあげる方が先決です。
手紙を書くならば、見積もりしてもらったお礼文としてが良いですね。
見積もりしてもらった業者への、カドが立たない断り方・伝え方
見積もりしてもらったお礼を業者に伝えよう
出来れば、お礼の言葉は伝えてあげてください。
見積もり依頼を受けた業者は、ただ単に「見積もりを作る」という単純作業だけではなく、お客さんの意向やお住まいに対する思いをカタチにしていこうと、あなたの為に一生懸命考えて提案してきます。
見積もりに掛けてもらった時間なんかより、「その業者のあなたに対しての思い」に、ぜひ「ありがとう」という気持ちを添えるようにして下さい。
そうすると業者も、断られてもすがすがしい気持ちになります。
業者に対してカドが立たない「断りの理由」
- 家族全員で色々話し合った結果
- 色々トータル的に判断した結果
この二点が、一番当たり障りないカドが立たない断り方です。
理由を解説してきます。
家族全員で色々話し合った結果
「家族全員で色々話し合った結果」というのは、家族全員=たくさんの人の意見や意向を踏まえて決定した結論という、「意思が固い、覆らない決定事項」というイメージを与えます。
色々トータル的に判断した結果
また、「色々トータル的に判断した結果」というのも、断る理由が一つではなく、あらゆる面で検討した結果という、これも「簡単には覆すことが困難な結論」というイメージを与えます。
以上、この二つを理由に業者に断りを入れると、カドが立たずに良いでしょう。
それでもしつこく断りの理由を聞いてくる業者への断り方
それでもしつこく断りの理由を聞いてくるような業者に対しては、「親戚」などを理由にしてみて下さい。
ここは「嘘も方便」です。
実は…親戚の子どもが塗装の仕事をしてたみたいで、どうしてもそちらに頼まなくちゃいけなくなったんです。
こういった言い回しは、「本来そこに頼むつもりではなかったが、付き合い上どうしようもない、やむ負えない事情」というふうに伝わります。
業者としては、断られた理由が「付き合い上の理由」であれば、諦めるしかなくなります。
しかも、「本来頼むつもりではなかった」というニュアンスがポイントで、「突発的に起こった」やむ負えない事情との印象を与えます。
ちなみに『嘘がバレたらどうしよう?』などと、心配される方もたまにいるんですが、ぶっちゃけ業者はそんなに暇ではありません(笑)
断られたお客さんのゆく末を見守ってても1円にもなりません(笑)
それより自分たちの生活が懸かってますので、次の見込み客に情熱を注いでますので安心してください。
次回お願いするかもしれないニュアンスを最後に付け加える
これははっきり言って社交辞令的要素です。
これを言ったからといって、特別な効果があるといったわけではありませんが、言われて悪い気をする業者はいません。
業者もさすがに社交辞令だとは分かっていますが、「悪い印象を持たれて断られた訳ではないんだな」と確認できるので、お互いが気持ちよく先に進めるでしょう。
外壁塗装の見積もりしてもらった業者への断り:具体的例文
先日はわざわざ外壁塗装の見積もりをして頂いて、ありがとうございました。
あれから家族とも色々検討したんですが、やはり今回お断りしようとの結論に至りました。
申し訳ありません、ホントにいろいろ丁寧に提案して頂いて。
またなにか機会がありましたら、その時はよろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。
と、こんな感じです。
見積もりしてもらった塗装業者に断る際の3つの注意点
注意点は下記3つです。
- はっきり断る 曖昧にしない
- 断りの理由の詳細まで説明しない
- 結論が出たらすぐに断りを入れる
業者にはっきり断る。曖昧にしない。
業者のことを気遣うあまり、あいまいな断りをしてしまう例はよく見られます。
例えば…
私はすごく御社を気に入ってたんですけど、主人がもう一社の業者にしようかって言ってたんで…。
とかです。
これは業者に対しての気遣いや優しさから出る言葉なんでしょうけど、業者としては一瞬期待させられて、そして結果的に再度断られるわけですから、これ以上辛いことはありません。
本当の気遣い、そして優しさとは、「ちゃんとはっきりと断る」ということです。
断り理由の詳細まで業者に説明する必要はない
注意するべき点は、「断る理由を、あまり詳細まで伝えすぎないこと」です。
ここは重要なポイントですので、ぜひ抑えておいてください。
なぜなら、具体的に伝えすぎると逆効果になるからです。業者は、「それさえ解決出来れば何とかなるんじゃないかな」と感じてしまう為です。
例えば、
もう一社の方が金額が5万円程安かったから、申し訳ないですが、今回そちらでお願いすることにしました。
こういった断り文句は、業者は『値段をも少し頑張ればまだチャンスがあるかもしれない』と思い勘違いさせてしまう訳ですね。
あと、こういった例もあります。
御社に頼まない一番の理由は、会社の規模です。やっぱり小規模だと不安だし信用できません。
お客さんは本音でそう思われたのかもしれませんが、さすがに言われて気分がいい業者などいません。
特に、上記のように「会社の規模が理由」ならば、見積もりを取る前から分かる話であり、『いったいおれは何のために一生懸命時間を費やしたんだろうか』となります。
さすがにこれはカドが立ちますよね。
ですから、断るつもりなら「詳細は伝えない」が鉄則です。
結論が出たらすぐ業者に断りの連絡を入れる
断る際には、申し訳なさや気まずさが先行して、結論が出てるのに連絡を先延ばしにしてしまいがちです。
でも、業者は日々まだかまだかと結果を心待ちにしています。例えるなら大学受験などの合否を待っているようなドキドキした感覚です。
ですから、結果問わず結論がでたらすぐに連絡してあげましょう。それが見積もりしてもらった業者に対してのマナーになります。
見積もりしてもらった塗装業者に断る際にやってはいけないこと
見積もりしてもらった塗装業者に断りを入れる際にやってはいけないことは、以下2つです。
断りの連絡もせずに放置してしまわないこと
見積もりしてもらった塗装業者さんに、断りの連絡をせずに放置してしまう。
繰り返しますが、これはタブー行為です。あなたの為に一生懸命見積もりを作り、提案してくれた業者に対しての最低限のマナーになります。
断り時に本音(ダメ出し)を言わないようにする
業者さんに本音を伝えて断ると、お互いあと味が悪くなること間違いなしです。
いろいろ思うところはあるかもしれませんが、断る業者に対して本音やダメ出しをしても誰の得にもなりません。
むしろ業者としては、せっかくの想いが踏みにじられた気持ちで、とても切なくなります。
まとめ:外壁塗装の相見積もり業者の断り方
今回は、私のこれまでの経験を踏まえて、外壁塗装の見積もりをしてもらった業者さんに対して「カドが立たずに上手に断る方法」について紹介してきました。
最後に、もう一度内容をまとめておきます。
- 見積もりしてもらった業者には、出来れば電話で返事をする。
- まずは、見積もりしてもらったお礼を伝える
- 次に、断りの理由を伝える
・家族全員で話し合った結果
・トータル的に判断した結果
※しつこい場合は親戚を理由に - 最後に、次回お願いするかもしれないニュアンスを付け加える
- はっきり断る 曖昧にしない
- 断りの理由の詳細まで説明しない
- 結論が出たらすぐに断りを入れる
- 断りの連絡をせず放置する
- ホンネ(ダメ出し)を言う
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