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塗装業界20年のプロがおすすめする無機塗料ランキングTOP5

塗装業界20年のプロがおすすめする無機塗料ランキングTOP5 塗料の選び方

 

塗料の王様「フッ素塗料」をも上回る無機塗料その耐用年数は、現存する塗料の中でもっとも長い20年以上といわれています。

 

ただ、同じ無機塗料といえども商品によっては性能にかなりの違いがあり、しかもその数は100種類以上。

 

 

むぅ…困った。これではどの無機塗料を選べば良いのか見当もつかない。高級塗料だけに失敗は避けたいんだが…。

 

 

そこで今回は、住宅塗装業界に携わる私が過去20年間の経験と、業界人だけが知っている情報などから、本当におすすめ出来る無機塗料を5選ランキング形式で紹介していますので参考にして下さい。

 

無機塗料の選ぶポイント注意点なども紹介していますので、業者に勧められた無機塗料の良し悪し判断にも役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までじっくりご覧ください。

 

本記事はこんな方にオススメの内容です。

  • どれを選べば良いか分からない
  • 信頼できる無機塗料が知りたい
  • 塗装業者に騙されないようにしたい
  • 業者に勧められた無機塗料が実際どのレベルなのか知りたい

 

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無機塗料以外をお探しの方はこちら

 

無機塗料の選び方・チェック項目

 

おすすめの無機塗料をご紹介する前に、無機塗料の選び方について紹介しておきます。

 

これは無機塗料に限った話ではなく、どの塗料にも役に立つ知識なのでぜひ覚えておいて下さい!

 

無機塗料を選ぶ上で注意したい点は以下2つ

  1. 塗料の出荷元メーカーを確認する
  2. 同じ無機塗料でもグレードに違いがある

 

以下、それぞれ説明していきます。

 

どこのメーカーの塗料なのか、出荷元を確認する

 

無機塗料でまず最初に注意するべき点は「塗料の出荷元」です。

つまり「どのような会社がその塗料を造ったのか?」を必ず確認することです。

 

 

ポイント①
自社で塗料の開発・製造・販売しているメーカーですか?

 

表向きは”塗料メーカー”といわれていても、中身は単にOEM塗料を取り扱っているだけの営業会社だったり、海外塗料メーカーの代理店なだけだったりするケースが多くあります。

 

価格やアフター面を考えても、自社で塗料製造・販売している専門メーカーが安心です。

各塗料メーカーの公式ホームページ(会社概要・沿革)などで確認できますので、しっかりチェックしてみましょう。

 

日本の塗料メーカーは世界トップクラス。わざわざ海外製の塗料を使うメリットは見当たりません。

 

 

ポイント②
そのメーカーは少なくとも50年以上の歴史がありますか?

 

塗料開発は、歴史(実績)がものをいう業界です。

 

歴史の浅い会社がどれだけ良い塗料を造ったといえども、塗料だけを研究し続け何十年、百何十年という会社にはそう簡単には勝てないものです。これまでの歴史を見てもそれは明らかです。

 

歴史が浅い塗料メーカーや新参メーカーはなにかとリスクが付き物です。

 

同じ無機塗料でも性能に違いがある

 

無機塗料を選ぶ上で注意すべきもう一つの点は、「同じ無機塗料でも性能に違いがある」ということです。

 

じつは塗料には「こうだから〇〇塗料と呼んでいい」といった法令上の定義がありません。

 

どういうことかというと、仮に塗料の中に無機物が1%しか入っていなくても無機塗料と呼べてしまうということです。※ウレタンやシリコン、フッ素も同様です。

 

 

無機化合物の含有量によって無機塗料のグレードを見分ける方法

 

 

しかも厄介なことに、多くの塗料メーカーはその含有量の割合データを一般公開していません

 

ですから今回紹介する無機塗料は、そういった素人では知り得ない非公開データも加味した上でのランキングにしていますので、ぜひ参考にして下さい。

 

 

業界20年のプロがおすすめする無機塗料TOP5

 

ではここからは本題の無機塗料ランキングの紹介です!

 

通常であれば、日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研といった日本三大塗料メーカーをおすすめするんですが、無機などのハイグレード塗料の場合は、やはりそれ専門に古くから研究を重ねている会社があるんです。

 

それが無機塗料のパイオニアといわれている「KFケミカル株式会社」と「株式会社ダイフレックス」です。

 

ではさっそく見ていきましょう。

 

【補足事項】

※設計単価は各メーカー発表の最新設計単価表から抽出。

※塗布面積300㎡以上での単価表記ですので、一般住宅では多少平米単価は上がります。

※含有量(無機化合物の含まれる%量)については、各メーカー担当者から直接ヒアリングした数値です。

※ランキングはあくまでも私感と経験に基づいた順位となります。

 

【1位】KFケミカル株式会社「セミフロンスーパーシリーズ」

KFケミカル株式会社「セミフロンスーパーマイルドⅡ」

 

外壁用
  • 商品名セミフロンスーパーマイルドⅡ
  • 樹 脂:無機・フッ素ハイブリッド
  • タイプ:2液形
  • 特 性弱溶剤(油性)
  • 単 価:3,900円/㎡

 

屋根用
  • 商品名セミフロンスーパールーフⅡ
  • 樹 脂:無機・フッ素ハイブリッド
  • タイプ:2液形
  • 特 性弱溶剤(油性)
  • 単 価:4,000円/㎡

 

【総合評価】5.0
無機塗料はこれを塗っとけば間違いない!

国内でもっとも古くから無機塗料(建築用)の開発を行ったとされるKFケミカル株式会社。創業70年の老舗メーカーで、ハイグレード塗料のみを専門にしている。2液形弱溶剤で無機成分30%以上含有でこの低価格を実現!性能面、コスパ面、すべてにおいて間違いなくおすすめ度№1の無機塗料です。

 

 

【2位】株式会社ダイフレックス「スーパーセランシリーズ」

ダイフレックス無機塗料「スーパーセランシリーズ」

 

外壁用
  • 商品名スーパーセランソフィア
  • 樹 脂:有機・無機ハイブリット
  • タイプ:2液形
  • 特 性弱溶剤(油性)
  • 単 価:5,600円/㎡

 

屋根用(遮熱付き
  • 商品名スーパーセランマイルドIR
  • 樹 脂:有機・無機ハイブリッド
  • タイプ:2液形
  • 特 性弱溶剤(油性)
  • 単 価:6,000円/㎡

 

【総合評価】4.0
本当に20年期待できる無機塗料!

ダイフレックス(旧・恒和化学工業)は、2002年に日本で一番最初に無機塗料を販売した会社。外壁用「スーパーセランソフィア」は無機成分40%、屋根用「スーパーセランマイルドIR」は無機成分45%と、塗料性能は他塗料メーカーのそれと比較しても群を抜いています。その分価格も高いですが、最強の無機塗料をお探しならこの塗料でしょう。

 

 

【3位】日本ペイント「パーフェクトセラミックトップG」

ニッペ パーフェクトセラミックトップG カタログ

 

外壁用(ラジカル制御付き
  • 商品名パーフェクトセラミックトップG
  • 樹 脂:有機・無機ハイブリッド
  • タイプ:2液形
  • 特 性水性
  • 単 価:4,020円/㎡

 

※屋根用の無機塗料は販売なし。

 

【総合評価】4.0

水性系の無機塗料ならこちら!


日本三大塗料メーカーの1社・日本ペイント。無機塗料では特に水性系に力を入れており、その中でも「パーフェクトセラミックトップG」は、2液水性形無機成分の含有量は驚異の61%!しかも劣化の要因を抑えるラジカル制御付き。ただし、コストの関係上なのか専用中塗り材はウレタンベース塗料を使用し、無機塗料は上塗りのみの仕様。

※もう一つの無機塗料「アプラウドシェラスターⅡ」は、マンションなどの大型物件のブランド。無機含有量は約64%。

 

 

【4位】関西ペイント株式会社「アレスダイナミックシリーズ」

関西ペイント「アレスダイナミックMUKI」シリーズカタログ

 

外壁用(ラジカル制御付き
  • 商品名アレスダイナミックMUKIマイルド
  • 樹 脂:無機・フッ素ハイブリッド
  • タイプ:2液形
  • 特 性弱溶剤(油性)
  • 単 価:4,100円/㎡

 

屋根用(ラジカル制御付き
  • 商品名アレスダイナミックルーフMUKI
  • 樹 脂:無機・フッ素ハイブリッド
  • タイプ:2液形
  • 特 性弱溶剤(油性)
  • 単 価:4,860円/㎡

 

【総合評価】4.0
会社の実績&塗料性能は間違いなし!


最近の関西ペイントの特徴ともいえるラジカル制御技術を付与した無機塗料。2液弱溶剤形で、先に紹介した無機塗料と比較しても遜色ないクオリティー。ただ、こちらもまた外壁用塗料が中塗り(ウレタン)⇒上塗り(無機・フッ素塗料)仕上げとなっているため、期待耐用年数は15年程度(メーカー公表)。※屋根用「アレスダイナミックルーフMUKI」は無機2回仕上げ

 

 

【5位】エスケー化研株式会社「エスケープレミアムシリーズ」

エスケー化研「エスケープレミアム無機」カタログ

 

外壁用(ラジカル制御付き
  • 商品名エスケープレミアム無機
  • 樹 脂:有機・無機ハイブリッド
  • タイプ:1液形
  • 特 性水性
  • 単 価:非公開

 

※屋根用の無機塗料は販売なし

 

【総合評価】3.0

低価格で無機塗料を塗りたい方はコレ!


エスケー化研の最大の売りはローコスト。ラジカル制御機能を付与した無機塗料がお手頃価格で塗装できるというありがたい商品。とはいえ、さすがに先に紹介した塗料よりは若干劣るのも事実。あと、屋根用の無機塗料がない点も残念。塗り替え目安は18年(メーカー公式)となっていますが、1液形の水性塗料でそこまで持つかは多少疑問。

 

 

まとめ:無機塗料ランキングTOP5

 

ということで、今回は「無機塗料のランキングTOP5」を紹介してきました。

 

 

今回紹介した「無機成分の含有量%」などは、塗料の良し悪しを判断する上でも重要な要素になりますし、おそらくどこを探しても書かれていない非公開情報となりますので、メモをするなり当サイトをブックマークするなどして、上手に活用してみて下さい。

 

ちなみに、「どうしても知りたい塗料がある」という方は、直接メーカーに問い合わせれば担当者によっては教えてくれる場合もありますので、試してみるのも良いかもしれませんね。

 

 

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