同じシリコン塗装なのに、なんで値段が違うの?理由を教えて!

白い壁 塗料

 

シリコン塗料のデメリットはたった一つ。

⇒「種類が多すぎてホント分かりづらい」

 

長年この業界に携わっていますが、もうホントこれにつきます。

塗装業者でも良く解ってない人もいるぐらいです。

プロでも難しいんですから、そりゃ素人の方がすぐ分かるわけないですよね。

でもこれって変な話、業者にとってはとても「ごまかしが効く商品」ってことです。

 

すみません、ド頭から不安をあおるような言い方をしてしまって。

でも、ホントなんです。

そのぐらいシリコン塗料を選ぶ際には注意しなくちゃいけないってことです。

 

ってことで、今回は「シリコン塗料」をテーマに深掘りしていきます。

 

こういった方に役立つ内容です。

  • シリコン塗料で塗装しようかと考えている
  • シリコン塗料について詳しく知りたい
  • シリコン塗料の選び方を知りたい
  • シリコン塗料の種類を知りたい

※今回はできるだけ業界(専門)用語を使わず、誰にでもわかるように書いています。

 

同じシリコン塗料で、なんでこんなに値段が違うの?

 

たしかにですよね。

これ、塗料を調べていけばいく程、疑問に感じることだと思います。

  • 一缶10,000円のシリコン塗料もあれば50,000円のシリコン塗料もあるなぁ。
  • ネット検索したら、同じシリコン塗料でも良いだ悪いだと書いてあるけど。。。
  • おススメのシリコン塗料?いったい何がどう違うんだ?
  • ホームセンターのシリコン塗料安かったけどなぁ、いやまて、きっと安いのは安いなりの理由があるはずだ!

なんて思われることでしょう。

 

そうです、理由があるんです。

でもほとんどの方がその理由に気付くことなく塗装をしてしまっています。

見積書比べてみて、同じシリコン塗料なら安い方でやろうと考えている方もいるでしょう。

 

でもこんなことしてたら、完全にヤラレちゃいます。

 

では同じシリコンでいったい何が違うのか?

結論から言うと、

「シリコンの純度(含有量)」が違います。

 

一缶の中にシリコン樹脂がどのくらい入っているかによって、その性能が大きく変わります。

仮に10%しかシリコンが入っていなかったにしても、シリコン塗料って呼べちゃうんですよね。

ホント紛らわしいですよね。

 

シリコン塗料の表記に、基準というか定義ってものが設けられてないんですよ。

シリコンが〇〇%以上含まれている製品はシリコン塗料と呼んでいいですよ、みたいなものがないんです。

 

これはシリコン塗料だけに限らず、ウレタンやフッ素などの塗料全般にいえることです。

 

だからそれによって性能も価格もピンキリなんです。

ここが塗料のなかなか解りづらいところの一つですよね。

 

ですから、もちろん純度が高い方が長く持ちますし、値段も上がります。

 

一般的にシリコン塗料の耐久年数が10~14年って言われているのは、こういった純度の高い塗料を使用した場合のものです。

仮に純度が低いシリコン塗料であれば、10年も持たないでしょう。

もちろん予算次第でしょうから、純度が高いものでないといけない訳ではありません。

ただ、シリコン塗料の違いを知らずに選んでしまうことだけは避けないといけないということです。

 

  • 塗料の品質や価格は、その塗料内の「樹脂の純度(含有量)」によって変わる。

 

いいシリコン塗料はどうやって見分ければいいの?

 

じゃあ、どうやってそれを調べればいいの? ですよね。

塗料缶にもそんな記載はないし、塗料メーカーHP見ても書いてない。
メーカーに問い合わせたら「成分表」っていう詳細を貰えることもありますが、そんなのしてたら時間かかりますしね。

 

そこで注目したいのがJIS規格(日本産業規格)です。
※日本工業規格は2019.7に日本産業規格に改称されました。⇒経済産業省HP

 

「JIS規格」という名前は聞いたことあると思うんですが、簡単に言えば

「国が指定した厳しい試験に合格した製品」

ということです。

要するに、国が「これは良い製品ですよ」と認めている塗料ってことですね。

 

これは何より信頼性ありますよね。

第三者公的機関からの太鼓判ですから。

 

そしてその中でも、「JIS K 5658」の記載がある商品なら間違いないでしょう。

シリコン塗料であれば、「JIS K 5658 2級」とカタログに書かれてます。

【注意】〇〇同等品や〇〇相当というのがありますが、これはまったく別物ですので間違わないようにしてください。これは各メーカーが自社独自の試験結果を基に、同等品と表記しているだけです。

 

次に、信頼できるのは「JIS A 6909 耐候型1種」の記載がある塗料、これも信頼性が高い塗料です。

いい塗料を選ぶ上で、この2つのJIS規格さえ覚えておけばもう大丈夫です。

 

【どちらか一つでもカタログに記載されていれば、安心できる塗料です】

  • JIS K 5658 2級
  • JIS A 6909 耐候型1種

※語尾に「〇〇と同等品」や「〇〇相当」と付け加えられている場合は、これには該当しません。

 

オススメのシリコン塗料はどれ?

 

では、「JIS K 5658 2級」規格には、どんな登録商品があるのか。

いちいち調べるのは大変でしょうから、まとめて載せておきますね。

 

※各メーカー別「JIS K 5658 2級」(シリコン塗料)規格品

塗料メーカー 塗料名(商品名)
日本ペイント ファインシリコンフレッシュ
関西ペイント セラMシリコンⅢ
エスケー化研 クリーンマイルドシリコンCR
大日本塗料 DNTシリコンスマイルクリーン
スズカファイン ワイドエポーレSi
菊水化学工業 キクスイDPC2

 

どれも間違いないですが、上から3つは建築用塗料の三大メーカーと言われています。

業者によって使っている塗料メーカーが違ったりしますので、その中で選んだらいいと思います。

 

一番多いのはエスケー化研さんでしょうか。

コスパも良く、実績もありますから非常に多くの業者に使われていると思います。

 

個人的には、日本ペイントの「ファインシリコンフレッシュ」がオススメです。

JIS規格「A 6909耐候型1種」と「K 5658 2級」を両方とも取っていますし。

やはり歴史が一番古い、老舗塗料メーカーですからね。

ホント全てにおいて間違いないです。

 

まとめ

 

さて、今回はシリコン塗料をテーマに掘り下げてきましたが、いかがでしたか?

シリコン塗料は、今ではどの業者も最もよく使う塗料ですから、役に立つはずです。

 

まとめると、

シリコン塗料というのはあくまでも「総称」であって「商品名」ではないということです。

「総称」をもとに価格を比較したって意味がありません。

 

例えばオレンジジュースと一言で言っても、色々種類がありますよね。

「つぶつぶみかんジュース」に「100%濃縮還元ジュース」から「3%果汁入りジュース」。

 

それ相応の性能に基づき、それぞれ価格というのが設定されています。

それを一括りで考えてしまうと、「あー騙された」となったりするわけです。

 

でも、ジュースとかだったなら「もっと確認しとけばよかったー」ともなりますよね。

厳しい言い方かもしれませんが、実際買った側にもそれなりの過失ってのがあると思うんですよね。

ましてや塗装工事はジュースのように安い買い物でもないわけですから。

 

なんにしても、塗装も何の塗料(商品)を使うかによって、お住まいの将来が大きく変わりますのでしっかりと調べて納得いく工事をしていきましょう。

 

最後に、当ブログ別記事でも書いていますが、塗装工事は人間が工事をして、初めて商品化するもの=ある意味無形商材ですのでわかりにくく、やってみないと分からないことばかりです。

でも、こと「塗料」においては、「唯一工事する前に性能が分かる部分」なんです。

 

最大限リスクを減らす為にも、塗料の知識をしっかり身に付けて塗装工事に臨みましょう。

よかったらこちらの記事も併せてどうぞ。

外壁塗装どこに頼めばいい?失敗しない業者の選び方教えます。

 

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