外壁のクリア塗装はどんな人に向いている?デメリットやよくある質問Q&A

外壁のクリア塗装はどんな人に向いている?デメリットやよくある質問Q&A塗料

今回は外壁塗装のクリア塗装(塗料)について、知って得する情報を現場よりお届けします。

 

 

クリア塗装はその名の通り無色透明なので、普通の塗装とはちょっと勝手が違うんです!

 

本記事の対象者

  • これからクリア塗装を外壁に塗ろうか悩んでいる方
  • 現在、クリア塗装に関する情報を集めている方

 

✅この記事で得られる情報

  • クリア塗装を塗った方が良い人
  • クリア塗装を塗ってはいけない外壁
  • クリア塗装のメリット・デメリット
  • クリア塗装の注意点

 

さらに記事後半では、クリア塗装の耐用年数や塗料の相場単価など、クリア塗装に関するよくある質問をQ&A方式でまとめていますので、そちらも合わせて参考にしてください。

 

この記事を書いた人
Masaki

アパート・マンションなどの大型物件から戸建住宅まで、約20年以上にわたり建築塗装全般に携わる。営業から現場管理、会社経営に至るまで経験、本当に役立つ外壁塗装情報を独自の視点から発信中。◆詳しいプロフィールは名前をクリック◆

Masakiをフォローする

 

とりあえず外壁塗装の相場が知りたい方はこちら利用してみてください。家の大きさや状態を選択するだけで簡単に費用相場を知ることができますよ。【所要時間 約2分】

\あなたのお住まいの予算はいくら!?/
※費用は一切かかりません。

外壁のクリア塗装はどんな人に向いている?その特徴と目的について

外壁のクリア塗装はどんな人に向いている?その特徴と目的について
画像:日本ペイント「ピュアライトUVプロテクトクリヤー」

 

✅クリア塗装の特徴と目的(メリット)

  • サイディングのデザイン柄を残したまま塗装ができる
  • 塗装費用が若干安くなる
  • オーバーコートで使用すると耐久性が伸びる

※オーバーコートとは通常の塗装をした上にさらにクリアを塗ることです。

 

クリア塗料は名前の通り無色透明です。この特性を活かして、外壁サイディングのデザイン柄をそのままに塗装することができ、且つ綺麗な状態で長く持たせることができる点が最大の特徴といえます。

 

 

あと、通常の塗装が3工程なのに対しクリア塗装は2工程。工程数が少ない分、工事費が若干安くなります。※塗料によっては3工程の場合もあり。

 

 

他にも、通常の塗装をした後にさらにクリア塗料を塗りあげることで、塗装の耐久性を伸ばすこともできます。ただしその場合4工程仕上げになりますので、その分工事費は上がります。

 

クリア塗料は基本的にサイディングボード用の塗り替え塗料と考えましょう。



クリア塗料の知っておきたい3つのデメリット

 

では続いて、クリア塗料のデメリットについてもお話ししておきます。

 

クリア塗装は通常と違い無色透明なので、デメリットや注意点もまったく違うものになります。どれも覚えておいて損はない情報ですので、ぜひ頭の片隅に入れて取り組むことをおすすめします。

 

 

クリア塗装のデメリット① コーキング補修が基本的に打ち替えになり費用が上がる

 

クリア塗装の場合、中塗り・上塗りの2工程仕上げとなる分手間代は安くなりますが、サイディングの目地コーキングは全面打ち替え工法になりますので補修費が高くつきます。

 

 

コーキングの打ち替えと増し打ちの解説図

コーキング「増し打ち」と「打ち替え」の工法の違い

 

 

通常の塗装であればコーキングの上に色がついた塗装をしますので、増し打ちしても美観的に問題ありません。

 

しかし、リア塗装は無色透明がゆえに一切ごまかしが効きません

 

せっかくサイディングのデザイン柄を残そうとクリア塗装を使ったのに、コーキング部分がツギハギだらけだったり、補修した部分のコーキングカラーがバラバラだったりすると格好がつかないわけです。

 

ですからクリア塗装の場合は、既存コーキングを全撤去する「打ち替え工法」になるわけです。

 

クリア塗装の仕上がりの良し悪しは、「コーキング補修次第」といっても過言ではないほど大事なんですね♪

 

関連記事 コーキング工事に関してはこちらで詳しく解説しています。

 

 

クリア塗装のデメリット② サイディングが劣化していると綺麗に仕上がらない

 

クリア塗装は、新築時のデザインをそのまま残して塗装できるのが最大のメリットですが、すでにサイディング自体が色あせしているとその劣化した状態のまま仕上がってしまいます

 

クリア塗装では消せないサイディングの劣化

クリア塗装は、補修は出来ても補修痕が目立ってしまう。

 

ですからクリア塗装を使うのであれば、「サイディングがまだ色あせしていない状態」であることが必須条件です。時期の目安としては新築して5年目遅くとも7年目までには塗装することをおすすめします。

 

確認方法は、一番色あせている外壁に水をかけて濡らしてみて判断するといいですよ。その濡れた状態がクリア塗装を塗った時の色味に一番近い状態ですから。



クリア塗装のデメリット③ 光触媒コーティングのサイディングには塗装できない

 

クリア塗装にも塗れない(塗ってはいけない)サイディングがあります。

 

光触媒でコーティング加工をしているサイディングは、光触媒の特性上、塗料を分解してしまうためクリア塗装は塗れません。

 

具体的には、サイディング大手のケイミュー光セラ」シリーズや、ニチハ光触媒コートのサイディングなどがそれにあたります。

 

ご自宅のサイディングの種類や塗ってある塗料については、図面に書いてありますので確認してみてください♪

 

【補足情報】
※無機加工・フッ素加工のサイディングは特に問題なく塗装可能です。これは大手塗料メーカー各社に確認済みで、私自身もこれまで現場で何度もクリア塗装をしています。

 

 

クリア塗装の注意点!コーキングの色を目地色と合わせてもらおう!

 

クリア塗装をする場合の注意点は、コーキングの色です。

 

クリア塗装はサイディングの目地色とコーキングの色を合わせると綺麗に仕上がる

 

 

新築の時には外壁の目地に合わせた色でコーキング工事を行いますが、リフォーム(塗り替え)の際にはあまり気にせず工事することが多くなります。なぜなら、コーキングの上から塗装してしまうためそこまで気にする必要がないからです。※コーキング先工事の場合に限る。

 

しかし、クリア塗装の場合はそうはいきません。前もってコーキングの色をサイディングの目地色に合わせておかないと縦目地のラインだけが目立ってしまい、完成後の見栄えが極端に悪くなります。

 

 

もちろんその辺りも考慮した上で色合わせしてくれるのがプロですが、なかにはまったく気にせすコーキング補修する業者もいるので、念の為確認しておくことが大切です!



外壁のクリア塗装のよくある質問 Q&A

外壁のクリア塗装のよくある質問 Q&A
Q
クリア?クリヤー?どっちの呼び方が正解?
A

どちらでもOKです。塗料メーカーにより言い方が違うだけで意味は同じです。

Q
クリア塗装の耐用年数はどのくらい?
A

使用する塗料のグレード次第です。(※アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機など)詳しくはこちらの記事「塗料のグレードについて」をご確認ください。

Q
クリア塗装の単価相場はいくらぐらい?
A

サイディング用のクリア塗料は3,000〜4,000円/㎡前後です。
【参考価格】
・日本ペイント ピュアライドUVプロテクトクリヤー 3,760円/㎡(2工程) シリコン
・日本ペイント ピュアライド UVプロテクト 4Fクリヤー 4,260円/㎡(2工程) フッ素
・KFケミカル セミフロンスーパーマイルドⅡ クリヤー 3900/㎡(3工程) 無機+フッ素
・ロックペイント UVガードフッ素クリヤー

Q
クリア塗装にはどんな種類があるの?
A

クリア塗装の種類は、どのくらい持つかという塗料の性能グレードの違い、そして艶(ツヤ)があるかないかという見た目の違いがあります。それぞれの目的に合わせて、自分好みの塗料を選ぶことが大切です。

Q
艶消しにすると耐久性が下がるの?
A

艶ありの方が耐久性は高いといわれています。ちなみに、艶消しは最終仕上げの2工程目の時だけで、1工程目は艶あり塗料を塗り、耐久性を保持しています。

Q
艶消しは汚れがつきやすい?
A

艶ありに比べると汚れやすくなります。塗料の中に艶を調整する添加剤が入っているため、外壁表面のツルツル感は若干落ちます。

Q
完全な艶消しのマット仕上げにはできないの?
A

外壁用(サイディング用)のクリア塗料で、完全な艶消しは見たことがありません。おそらく塗料の耐久性や汚染性の観点からまだ製造できないのかもしれません。

Q
ぶっちゃけ艶ありと艶消しどちらがおすすめ?
A

好みにもよりますが、耐用年数の観点からいうと艶ありを断然おすすめします。理由は、塗料の耐久性と塗った感が得られるためです。艶なしは見た目ほぼ変わり映えしません。

Q
サイディング以外の外壁にもクリア塗装は塗れるの?
A

塗れないことはないですが、正直クリア塗装を使うメリットは見当たりません。色付きのエナメル塗装の方が耐久性も高く美観も綺麗に仕上がります。ただし、耐用年数を延ばす目的でオーバーコートとして使用するのであれば効果は大きいでしょう。

Q
外壁のクリア塗装の手順を教えて
A

工事は通常の塗装とほとんど同じ流れで進みます。違いは、外壁の塗装が3→2工程に変わる点と、シーリング工事が打ち替えになる点です。

①足場組
②高圧洗浄
③養生
④シーリング打ち替え・その他補修
⑤付帯部塗装
⑥外壁中塗り(1回目)
⑦外壁上塗り(2回目)
⑧手直し
⑨足場解体
⑩清掃
※シーリング工事は外壁クリア塗装後のケースもあり
※劣化状況や業者により工事の流れは変わります

Q
外壁のクリアー塗装は2回塗り?
A

塗料メーカーや商品により違いますが、基本的に2回塗りが多いです。※KFケミカルのクリア塗料は3回塗りのケースもあり

Q
作業はクリア塗装とコーキングどちらが先?
A

クリア塗装をした後にシーリング(コーキング)打ち替えがベストだといわれていますが、現場からの率直な感想を申し上げると、手間はかかりますし工事費は上がりますし、正直コストに見合うだけの効果は期待できない気がします。

まとめ:外壁のクリア塗装はどんな人に向いている?

 

さて、今回はサイディング外壁のクリア塗装についての情報をお届けしてきました。

 

最後に、クリア塗装が向いている家(外壁)をおさらいしておきましょう。

 

クリア塗装が向いている人・家・外壁

  • サイディングのデザイン柄を生かしたまま塗装がしたい方
  • まだ目に見える劣化がない状態のサイディング外壁(色あせ・亀裂などがない状態)
  • 光触媒加工がされていないサイディング外壁(無機・フッ素加工はOK)

 

 

クリア塗装を使用する上での注意点

  • コーキング補修は「打ち替え工法」が良い
  • コーキングの色を目地の色と合わせると仕上がりが良くなる
  • 艶なしより艶ありの方が塗料の持ちが良い

 

 

関連記事

タイトルとURLをコピーしました