ジョリパットの塗装(塗り替え)時期を教えて! おすすめ塗料とメンテナンス方法

ジョリパットの塗装(塗り替え)時期を教えて! おすすめ塗料とメンテナンス方法

美観デザインや見た目がとてもおしゃれで、どこか異国情緒あふれる風合い。

そんな想いを叶えてくれる素敵な外壁「ジョリパット」ですが、年月が経過すればどうしても「汚れ」や「色あせ」「ひび割れ」といった痛みが目立ち始めますよね。

 

そこで気になるのが、ジョリパットの塗り替え時期メンテナンス方法

 

 

  • ジョリパットは何年目で塗装したらいいの?
  • ジョリパットの風合いは残せるの?
  • ジョリパットにはどんな塗料を塗ればいいの?
  • ジョリパットの塗装はどこに頼めばいい?

 

 

ジョリパットの外壁では、こういった悩みや疑問を抱えてる方も多いのではないでしょうか。

 

 

本記事では、塗装業界歴20年の私が実際に現場で感じた実体験をもとに、「ジョリパットの塗り替え時期」や「メンテナンス方法」について、初心者でも分かりやすく解説しています。

 

少しでも多くの方に、ジョリパットの「本当の情報」をお届けします。

 

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目次

ジョリパットの塗装(塗り替え)時期は?

 

ジョリパットの塗装(塗り替え)時期は、約7年目あたりからです。

 

 

7年はさすがにちょっと早いんじゃない?

 

と思われるでしょうが、決して早くはないんです。

 

理由は、以下2つです。

  1. 新築のジョリパット外壁には、「水性アクリル樹脂塗料」が使われているため

  2. ジョリパットに「ヒビ割れ」ができると、塗装しても補修あとが目立つため

 

以下で、それぞれわかりやすく説明していきます。

 

 

新築のジョリパットには「水性アクリル樹脂塗料」が使われている

 

まず一つ目の理由として、そもそも新築のジョリパット外壁に使われている塗料が「水性アクリル樹脂塗料」だという点です。

 

 

水性アクリル樹脂塗料は、おおよそ5〜7年の耐用年数しかありませんので、必然的に塗り替えも築7年目あたりからになります。

 

一部ネット上では、「ジョリパットは30年の耐久性がある」などと書いてあったりしますが、実際に外壁がジョリパットで造られている家にお住まいの方なら、それがどれほど見当違いな話か分かると思います。

 

「30年持つ」は、住んでいるお客さん目線での話ではなく、あくまでも「外壁自体が持つかどうか」というメーカーよりの話なんです。ようするに、「持つ・持たない」の解釈が違うんですね。

 

 

仮に30年も放置すれば、ジョリパットの外壁はボロボロでしょうし、そうなるとメンテナンスは塗装工事ではなく、大規模改修工事(一から外壁を作り直す工事)をしないといけなくなり、外壁塗装とは比較にならないほどの工事費が必要となります。

 

 

早めの塗り替えが、結果的に将来的なメンテナンス費用を抑えることにも繋がります♪

 

 

ジョリパット外壁のヒビ割れ・亀裂は、塗装した後でも目立つ!

 

二つ目の理由は、ジョリパットの外壁に出来た「ひび割れ」や「亀裂」は、塗装しても補修あとが段差になり、あまり綺麗に仕上がらないという点です。

 

そうなると、せっかくの「ジョリパット」が台無しです。

 

 

もちろん他の外壁でも同じことがおきますが、ジョリパットの場合、外壁面にさまざまなデザインやパターンが施されていますので、ほんの少しの段差でも仕上がりに違和感を感じるでしょう。

 

 

外壁塗装で、もう一度新築気分を味わいたい!』とお考えであれば、「ひび割れ」や「亀裂」が入る前の、築7年目あたりからの塗り替えをおすすめします

 

「ひび割れ」や「亀裂」といった症状の前には、必ず「コケ・カビ」や「色あせ・色むら」「雨垂れ」といった症状が見られますので、それが「外壁の防水が切れ始めた」という合図です。

 

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ジョリパットの塗装(塗り替え)のメンテナンス方法とは?

 

ジョリパットの塗装(塗り替え)の悩みで最も多いのが、「今の風合いを残したい」というものだと思います。

 

それはそうですよね、そういった雰囲気がいいから新築でジョリパット(塗り壁)を選んだわけですから♪

 

 

例えばこんな悩み

 

  • ピカピカの「塗りました感」を出したくない
  • 今の柄やデザイン模様を残したい
  • オシャレなマットな雰囲気を壊したくない

 

 

 

🔴そんな方にオススメしたい塗料がこちら

商 品 名 樹脂成分/付加効果
ジョリパット フレッシュ 水性シリコン/なし
ジョリパット フレッシュクール 水性シリコン/遮熱効果
ジョリパット フレッシュ∞ 水性シリコン/高耐候性

 

  • ジョリパットフレッシュ」は、約10年の耐用年数。
  • ジョリパットフレッシュクール」は、約10年の耐用年数+遮熱効果付き。
  • ジョリパットフレッシュ∞」は、ノーマルタイプより長く持つ。

 

 

これらは、外壁ジョリパットシリーズを製造・販売している「アイカ工業株式会社」から、ジョリパットの塗り替え専用として販売されている塗料です。

 

これらの塗料で塗り上げると、「ジョリパットの風合いや質感を損なうことなく」塗り替えが可能です。

 

 

他にも、日本ペイント㈱から販売されている「インディフレッシュセラ」など、意匠性塗り壁に適している塗り替え塗料はありますが、外壁がアイカ工業のジョリパット仕上げなのであれば、同じアイカ工業の専用塗料を使用するのがベターです。

 

ジョリパットフレッシュ∞の耐用年数について

「30年後も色あせしにくい」と塗料カタログにありますが、「30年間の耐用年数がある」わけではありませんので間違いのないように。あくまでも個人的な感想ですが、期待年数は約10~13年あたりかと思います。

 

 

ジョリパットの風合いをそのままに、長く持つ塗装をしたい

 

ジョリパットの風合いを保たせながら、フッ素や無機塗料といった長く持つ塗装をしたいんだけど…

 

長いこと塗装業をしていると、お客さんからこんな相談をよく受けます。

 

 

結論からいうと、出来ません。

 

正確にいうと、現在販売されている塗料の中には、ジョリパットに合う美観と性能を両立させるような塗料自体が無いのです。

 

 

ジョリパットは、あくまでも美観に特化した塗り壁材です。正直、耐久年数は期待できません。

 

 

ジョリパットの塗装(塗り替え)はどんな業者に頼めば安心?

ジョリパットの塗装(塗り替え)はどんな業者に頼めば安心?

 

最後に、ジョリパットの塗り替えを頼む塗装業者についても触れておきます。

 

ジョリパットは特殊な外壁がゆえに、どこに頼んでいいのか?と不安ですよね。

 

でも、意外にそんなに気にする必要ありません。

 

 

✔︎ 例えばこんな悩み

 

業者のいうままに塗装されて、質感や雰囲気がまるっきり変わったらどうしよう…

 

✔︎ 解決策

 

先程紹介した「ジョリパット専用塗料」で塗って欲しいと塗装業者に伝えれば、ジョリパットの質感や風合いが壊れる心配はありません♪

 


 

✔︎ 例えばこんな悩み

 

外壁の色選びで、イメージしてた色味と違ったらイヤだなぁ…

 

✔︎ 解決策

 

そんな時は、A4サイズの板見本を数枚頼んで、壁に立てかけて離れた位置から色味を確認しましょう。板見本は、一枚1,500円程度かかりますが、ここでケチったら一生後悔します♪

 


 

✔︎ 例えばこんな悩み

 

ジョリパットは特殊な外壁だし、ジョリパット専門でしてるとこに頼んだ方がいいのかな…

 

✔︎ 解決策

 

まず、ジョリパットを専門で塗装している業者はいません。
逆に、ジョリパットを知らない塗装業者はまずいませんので安心してください。
ただし、念の為「塗料の指定」だけはしておきましょう♪

 


 

 

ジョリパットの塗り替え」というと、「今の壁の上に、また更にジョリパット(塗り壁)を塗りあげる」と勘違いされている方がいますが、あくまでも「表面に塗料を塗り上げる」塗装工事です。

 

ですので、「ジョリパットの塗り替え」には、特に専門的な知識や高い技術は必要ないのです。

 

使う塗料さえ指定しておけば、一般的な塗装業者ならちゃんと工事をしてくれるハズです。

 

 
余談ですが…

業者選びが大事だったのは、ホントは新築時!
ジョリパットの外壁は左官工事仕事なので、職人の腕次第。

 

 

まとめ:ジョリパットの塗装(塗り替え)メンテナンス時期について

 

さて、今回はジョリパットの塗り替えによくある悩みをピックアップして、その解決策などを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

 

 

✔︎ 最後に、今回の要点をまとめておきます。

 

  • ジョリパットの塗り替え時期は、築7年目を目安に

  • ジョリパットの塗り替え用塗料は、アイカ工業㈱の「ジョリパットフレッシュシリーズ」をおすすめ

  • ジョリパットの塗り替えには、それ専門の知識や高い技術は必要としない

  • 外壁塗装を依頼する際には、必ず使用する塗料を指定して依頼する

  • 色決めの際は、必ず「A4サイズの板見本」で確認する

 

 

「いつ塗り替えするべきか」という考え方や解釈については、人それぞれでしょう。

しかし、本来外壁塗装の目的は「お住まい(外壁の素材)を保護するもの」です

 

そう考えると、お住まいが痛んでしまう前にメンテナンス(塗り替え)をしてあげることが、お住まいの美観にとっても、そして経済的な観点から考えても良いと考えます。

 

 

当サイトでは、外壁塗装に関するさまざまな悩みや質問について記事にしていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

 

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この記事を書いた人

年商6億の元塗装会社社長がお届けする外壁塗装の豆知識。業界20年の経験・体験をもとに、他では聞けない役立つ情報から裏情報までお届けしています!
<これまでの経歴>
大手不動産会社勤務、大手塗装会社勤務、2015年塗装会社設立、約20年以上にわたり建築塗装全般に携わり、現在は塗装業のコンサル事業を展開。

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